恋空

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<イントロダクション>
 人生の中にあるかけがえのない大切な時間、最高に幸せなひとときがある。 その先に残された時間の長さが人それぞれ違うけれど、でも,その“時”の価値や人にもたらす温かさは変わらない。 生きていれば,出会いがたくさんあり,時も流れていく。 とは言え、心の中にある引き出しの中にちゃんとおさめられている。
 思い出は形に残らなくても、生き続けるもの。 そして,それが癒しや元気を人々に送るのだ。

<あらすじ>
 主人公ミカの初恋は高校時代。 自身が気づかぬ間に恋が始まっていた。 一度なくした携帯電話、探しに探した挙句,図書室の本と本の間に“置かれていた”。 誰かが拾ってくれたのだ。 その誰かからなんと連絡が来た。 名前を名のならない相手を始めは不信に思っていたミカだったが、電話の向こう側にいる人が何度も話しているうちに優しい刺激を与えてくれる人だと感じるようになる。
 夏休みが終わる頃,ミカの誕生日の日、会う約束をした二人。 ミカの前に現れたのは彼女の想像とは離れた人物だった。 金髪の少し派手めなその人は とっつきくく見えた。 その人物はヒロだった。 ミカの友人が好きな人の友達である。 信じられずにいたミカだったが、ヒロの優しさを目にして,電話の相手だとわかる。 そして,そこから二人の恋が始まる。

<感想>
ある一人の嫉妬心からミカとヒロに辛い現実をつきつけられたり,苦難が強いられる。 それでも二人の絆は強かった。 恋愛には時に,高い壁が立ちはだかる。 そして試練が待ち受けている。 どんなに壁が高くてもヒロはミカを支え,自身も乗り越えていった。 ミカは柔らかな想いで、ヒロは熱く,どこまでもミカ思いだった。 時に不器用なヒロ、冷ややかに見えるときもあった、でもその裏には人を思う心がある。 一度はヒロからミカという存在が消えたように思えたが,実はその反対で,ミカがヒロという存在を消せず,彼を思う心を持ち続けたように、ヒロも本当はミカと同じ気持ちだったとわかる瞬間、どんなに温かいことだろう。
 ミカが歩くより速く,どんどん先へと突き進んだのには深い意味があったのだ。
 顔を知らなかった,電話を通しての出会い。 いつもヒロの言葉や行動はミカを笑顔にさせ、(ヒロのミカへの)相手の思いがまっすぐで(ミカがひどい目にあった時,)全力で、必死で“守り”,戦った。 また、一度距離をおいたときも毎年の約束を忘れず,ミカに対する気持ちも形に残していた。 そして、ヒロはミカのために涙する人間味の深いところがあった。 そのヒロの優しさと思いの強さはミカにとって大きかったのだろう。
 どんなに優しく,穏やかな人が現れても,ヒロのミカへの気持ちに勝るものはない。
 年月が過ぎ,障害を目の当たりにし,長い道のりを歩んで、ミカとヒロは互いの存在の大切さやありがたさが確かなものだとわかる。 だから、二人に待ち受けていた現実はあまりにも残酷だった。
 その悲しい運命が訪れようとしているとき、“離れていた時間を取り戻すかのように”と劇中にもあるように、(その)先には辛い現実が待っていたとしても,楽しい“今”を生き,ヒロに守られ,支えられてきたミカはヒロの支えとなって,時を過ごす。 とても温かい、そしてお互いが本当の意味で素直となり,素の自分を出す(ヒロが弱みを初めてミカに見せるとき,ぐっとくる)。
 ヒロは最後までミカを笑顔にさせ,ミカはそれに答え、思いを伝える。 そして,そのときがきて,時が過ぎる。 いろいろなことがあった二人…ヒロはミカに確かに,温かさをくれ,“空”となり,見守り続けているだろう。

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by jd69sparrow | 2008-08-11 23:46 | 映画タイトル か行