p.s. アイラヴ・ユー

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<イントロダクション>
 大切な人を,愛する人を失った主人公が絶望と悲しみの底から,抜け出し未来へと歩むための道を切り開くまでの,愛という温もりあふれた物語である。 “ある日突然,最愛の人がこの世を去ってしまったら…?” 主人公ホリーの気持ちは大いに共感を得られるだろう。 そして亡くなった夫から自分宛に手紙が届いたら…? 
 
<あらすじ>
 ホリーとジェリーは将来を誓った仲である。 口論して相手にどんなに怒りをぶつけても互いを愛している。 それは二人の愛の深さの裏返し。 しかし、幸せの時間は長くは続かなかった。 ジェリーの急死。 ホリーはあまりにも大きなショックから立ち直れず,引きこもる。 そんな時だった、死んでしまったジェリーからメッセージが届いたのは。 ホリーが三十歳を迎えた日からジェリーからの手紙が送られてくる。 十通もの手紙。 それはホリーを前向きに生きてもらいたいというジェリーの願いと愛しているが故の贈り物。 ジェリーからの手紙が道しるべとなり,ホリーは前へ少しずつ歩き始める。

<感想>
 どんなに言い争っても、二人は互いにかけがえのない存在。 ひどい事を言ってしまっても,その背景を理解して、受け止めてくれるジェリー。 自分がしたことを自覚し、ジェリーの優しさに身をゆだねるホリー。 激しい口論の後に見せる二人の行動が二人の愛の深さを物語っている。 それは、その一場面だけでなく、作品全体に広がっている。
 ホリーへ届く,ジェリーからの手紙。 それはホリーのまわりで彼女を支えてくれる人々がいて,成立する。 そして、もう一つかかせないのが、ジェリーがホリーやその家族たちを理解していること。 
 手紙につづられている内容は未来(手紙が書かれた時から見て)を確実に、驚くほど見通しされている。 まるで、手紙を読むホリーの側にジェリーがいるかのように。
 十通の手紙、いつか手が意味が途絶えるとわかっていても、ジェリーとまだ,つながっているという喜びがホリーにはあったのだろう。
 ジェリーの手紙はホリーの側で(ジェリーが)生前のように話しかけているかのよう。 ジェリーの,ホリーのための計画はとても素敵で刺激的なもの。 自分に死が訪れようとしているとき、その後のことをちゃんと考えている、そして最高の贈り物を用意するなんてすごい。 その愛情に感動である。
 自分がこの世を去り、残された相手が他の誰かと結ばれることは辛いだろう(とは言っても、いつまでも一人で生きていくのは難しい)。 ホリーの事を本当に愛しているからこそ,薦めるのだと言えるだろう。
 まわりから支えられ、亡くなった夫からも愛されて、また,ジェリーという存在がいたこと、ホリーは大切な人を失っても,幸せの中にいた(プログラムにも書いてあるが)。
 (ジェリーは)“自分の人生”とまで言える人に出会い、その人を愛し,愛されながら天国へと旅立つのだから、ジェリー自身の言葉にもあるように幸せだっただろうし、天国でも幸せだろう。
 “僕は君の人生の一部に過ぎない”という言葉に、ぐっとくる。 この言葉にはいろんな意味が込められていると思う。 一つは自分(ホリー)のために、前向きに生きて欲しいという願い、二つ目は辛いときにだけ、思い出して欲しい(ジェリーを)という思い、そしてもう一つはなんらかのカタチでいい、“存在”,自分のことを少しでも残して欲しいという気持ちがあったのではないかと思う。 
 手紙はいつまでも残るもの、そこには空いてへの想いが詰まっていて,書き手自身の手で書かれている、だからこそ,大切でホリーのために用意されたジェリーの計画は最高の贈り物なのである。 心温まる物語だ。

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by jd69sparrow | 2009-01-16 12:21 | 映画タイトル は行