ハッピー フライト

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<イントロダクション>
 私たちが安全な空の旅をするために,様々な職種のプロたちのそれぞれ違った努力や苦労がある。 飛行機一機が空を飛ぶのにも大勢の人たち(空港で働く人たち)が動くことになる。 客室乗務員やパイロットというのはよく知られた職種だが、この作品を観て初めて知るような職種もある。 つまり、裏方の存在である。 どの交通機関にも言えるかもしれないが、天候や」ちょっとのミス、自然界の生き物との接触は大きな影響を及ぼす。 そういった事が積み重なっていった結果、緊急事態になりうる。
 機体トラブルにみまわれた旅客機がどう無事帰還するかをコメディを交えつつ,描いたのが『ハッピーフライト』である。

<あらすじ>
 副操縦士の鈴木は機長への昇進のための研修の真っ只中。 訓練を終え、次に実際の飛行機を無事飛ばせるかにかかっていた。 一方、国内線から国際線へと移った悦子はその初日から遅刻。 鬼と呼ばれるCAのリーダー,チーフ・パーサーに一括をくらう。 グランド・スタッフの菜採は後輩の美樹とオーバーセールや荷物の入れ違いなどでバタバタしていた。 そんな彼らを結ぶのが“1980便 ホノルル行き”である。 離陸前からトラブルがあったものの,無事羽田を発ったが…

<感想>
 どのように飛行機が飛ぶのかを見るだけでもおもしろいが、空に飛び立ち,危機に直面した時、また 機内・キャビンでのトラブルがあったとき、どう対応し,乗り越えていくかが、とても見ごたえがある。
 飛行機が飛ぶまで、また,離陸後に様々なトラブルがある。 例えば、座席数より多くの搭乗券が売れてしまった時の処理。 私たちは知らないけれど、知らないところでそういった事がよくあるのだろう。 また、機転を利かせたことが日常茶飯事行われているのだなと思うとすごいと思う。
 もっと…と言うよりもl一番印象に残ったのが、CAの責任者でチーフパーサーの場面である。お客様と部下たちに常に目を配らせなければならない重要なポジションだ。 緊急時には、コックピットにいる機長(操縦士)やキャプテンとのチームワークとコミュニケーションも上手くこなしていかなければならない。
 国際線デビューをしたばかりの悦子を始めとする,部下たちがミスをしたとき、真っ先に手を差し伸べるのがチーフパーサー。 緊急事態には指揮官にもなるというカッコいい人である。 だから 1980便が危ない時、サービスを提供するという役目から、安全第一を重視した,レスキューに切り替わるところはとてもクールで記憶に残る。
 おもてなしをするという立場のほかに(人命の)安全確保をする顔を持つという事を考えると、華やかさとたくましさが要求されるのだなと思う。 CAはサービス業である以上、様々なお客様のニーズに応えたり、クレームに対応しなければならない。 次々とくる要求に臨機応変に,応えてゆき,いつ呼ばれてもいいようにと,各々の自由な時間・食事の時間は限られているという厳しい条件のもと,動いている。 そして呼び出された時には落ち着いた笑顔…
 CA全般のワークスタイルを見ただけでもすごいと思うが、チーフパーサーは他のCAたちの失敗を挽回させる,まさにプロフェッショナルだ。 全ての乗客と乗組員たちの命を握るのは操縦士だが、彼ら以上にたくましく見える瞬間すらある。 チーフ・パーサー,山崎の一番印象深いのがクレーム対応の場面である。 インパクトがあり、サービス業をする,理想の姿であると言えるだろう。
 緊急事態に陥った1980便、キャビン、コックピット、地上といろいろな角度から、その緊迫感が映し出され それぞれ,(地上と上空)違う場所にいる人たちの必死なやりとりが続き、観る側にもハラハラドキドキする感情が込み上げてくるようだ。 コメディ要素も盛り込まれているが、「知る」という点が大きい作品だと思う。

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by jd69sparrow | 2009-01-16 18:02 | 映画タイトル は行