レッドクリフ Part1

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<イントロダクション>
 軍師、猛将、軍略を駆使した戦い…日本史でも馴染みの深い言葉が使われる。 これぞ時代劇という大作が『レッドクリフ』である(“レッドクリフ”という言葉はよくわからなかったが)三国志に刻まれる。 戦、“赤壁の戦い”が主軸。 圧倒的に差のついた兵の差…これをどう乗り越えていくかが見所だ。


<あらすじ>
 時は三国時代。 今から1800年もの月日を遡る。 漢の国は衰退し、国は三分されていた。曹操、劉備、孫権という三人がそれぞれの三つに別れた国、それぞれの指導者である。 その中でも。一番力を持っていたのは曹操。 かつてはもっと多くの国々に分かれていたが、その大半を打ち負かし、皇帝までも操り、実質的に漢の実験を握っているに等しかった。 それを良しとしない劉備たちは呉の孫権と同盟を結び、八十万の敵に総勢わずか五万の兵力で戦いを挑む。 全ては漢を復興させ,太平な社会を切り開くためである。

<感想>
 魏、蜀、呉の三つの国があった三国時代は日本で言えば“戦国時代”にあたるだろう。 帝がいて、それぞれ領地を持つ武将がいて… しかし、戦国時代より遥か昔である。 歴史の長さを感じる。
 過去に西洋ではギリシャ神話の英雄アキレスや、アレキサンダー大王、ジャンヌダルクといった,偉人達の戦いの記録が映像化された。 個人的にはアキレスが日中の歴史で言う,武将ではないかと思う。
 しかし、大河ドラマのように、また,今回の『レッドクリフ』のように何人もの英雄・武将たちが、それぞれの主君のもと、戦い,忠義をつくすという本格時代劇はそうそうあるのものではないだろう。
 劉備には優れた知能派の軍師・諸葛亮 孔明がいる。 敵をうならせるほどの猛将 趙雲がいる。 さらに,常に冷静さを損なわない実力派の関羽、その声は敵を脅かすほどで、肉体的なパワーに富んだ,張飛がいる。 孫権には忠実になる有能な武将で 兄のような存在である周喩、兵士たちを統率し,自身も戦う力に長けた,甘興という頼もしい仲間がいる。 その一人一人に見せ場があって、各々の場面でそれぞれの武将が主役と言える。
 つまり、劉備・孫権の両者には心の底から信頼できる仲間がいて、逆に彼らの下につく孔明たちもまた,本心から主君に忠誠を誓っている。 信頼できる仲間がいるかどうかが同盟軍と、曹操との大きな違いなのである。
 孔明はとても知略に長けた人物である。 戦いに直接関わらずとも、まるで 坂本竜馬が薩摩と長州の間を取り持ち,“薩長同盟”を誕生させたように、力ある者で敵どうしともなりかねない者どうしで同盟を結成させたのを考えるとすごい。 孔明のこの軍略がなければ、漢の国は全く違う-おそらく曹操が国の頂点に立っていた-運命を辿っていたに違いない。
 曹操が数々の国を滅し、大きな力を得たのも,彼の持つ軍略が優れてのことだろう。 しかし、そんな曹操を相手に劣らぬ,軍略で立ち向かう劉備軍と孫権軍。 孔明と周喩の最強タッグ、まず 孔明が呉の国へと協力を求める際,周喩をどう説得するかというのも知的で二人の絆が特別なものになるだろうと感じられる。 また、呉と同盟を組む,一番の要は周喩を説得することだと思う。 二人が協力して敵に仕掛ける罠や攻撃は抱いたんだが、緻密に練られたものばかり。 次々とストーリーが展開し、圧倒される。 先の先まで戦のなりゆきを読んでいるのだ(二人の男たちの力は時代を少しずつ変えていったのかもしれない)。
 ここでの戦い、物語の魅力は武将達の肉体的な戦いだけでなく、彼らが編み出す作戦・罠など心理的な部分もある。 Part2はドラマティックな戦いはさらにヒートアップし、盛り上がるだろうという期待が期待が大いにある。
 熱戦。どちらに形成が傾くかわかないエキサイティングな作品である。

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by jd69sparrow | 2009-01-19 21:59 | 映画タイトル ら行