ティンカーベル

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<イントロダクション>
 ピーター・パンのパートナーと言えば妖精ティンカーベル。 言葉を話さなくてもティンカーベルの感情はストレートに伝わってくる。 正確に言えば言葉を発しなくても人間の目には聞こえないのかもしれない。 まわりからピーター・パンからは“ティンク”という名で親しまれている,彼女はやきもち焼きで勇気ある妖精。 時にウェンディたち,ピーター以外の者に意地悪、だけど愛すべきキャラクターなのである。
 ティンクが持つ妖精の粉があって、ピーターパンとウェンディたちの冒険がある。 しかし、その妖精の粉にも秘密があって、また,妖精たちには大切な仕事があったりと彼らには様々な秘密があるのだ。 その秘密がついに明かされる。

<あらすじ>
 大人になりたくない子供たちが集まるネバーランド。 ネバーランドには妖精たちの集まる場所,ピクシー・ホロウがある。 メインランド(人間)の赤ちゃんが生まれて初めて笑う時、新たな妖精が誕生する。 ティンクもそうしてピクシー・ホロウにやってくる。 新しい生を受けた妖精に一番最初待っているのは、自分の才能を発見すること。 花や木、光など様々なタイプがある中,ティンクはモノ作りの妖精への道が切り開かれた。 もの作りの妖精の仕事は他の妖精たちの仕事をサポートすること、つまり他の妖精たちが仕事のために使う道具を作ることである。 他の妖精たちが華やかであるのに対し、“もの作り”は地味で四季の準備を経て,メインランドに行くことができないと不満に思うティンくはなんとしてでも、メインランドに行きたくてたまらないのであった。

<感想>
 妖精の世界はファンタジーだが物語が伝えているのは、リアルなメッセージ。 ティンクは自分の夢を叶えるのに必死。 自分の本当の才能に気付かず、自分のやりたいこととは違う,自らに与えられた仕事を受け入れられない。 夢に夢中になるあまり、自分を見失い から回り。 そして、それが大きな失敗を招く。 夢を追うことばかりではいけない、自分にあった仕事の中で夢を見つけ、使命を果たすことに意味がある。 そう物語っている。 自分が欲しい服と自分に合う服とが違うように、やりたい事と自分に合っている仕事とは違うものである。 後者でも何か一つ,やりがいのあること,喜ばしいことがあれば、新たな夢や目標が出来る。 自らに与えられた仕事を受け入れ、やりがいを実感できたとき,人は大きく成長し、進むべき未来への扉が開かれるのだ。 一生懸命だけど空回りしてしまう姿が自分自身にも重なり共感できた。
 ティンクが無意識に才能を開花させ,それをみんなのために役立てようというくだりがとても素敵である。 ちょっと我がままだったティンクがたくましくなった瞬間だ。 とても理想的。 
 ピクシー・ホロウの妖精たちは小鳥や昆虫たちが旅立つ,準備をサポートしたり、メインランドこと,私たち人間が暮らす世界の四季を作り出すなど、とても重要な責任ある仕事をこなしている。 大勢の妖精たちがそれぞれ力を出し合い,四季が移り変わるための共同作業をしていることは、とても素敵で美しい。 実際に、もしかしたら季節が移り変わるのは妖精たちが働いているから…と信じたくなる。
 ティンカーベルの“ティンカー”は“モノ作り”という意味だと初めて知った。 『ピーター・パン』の物語では単なる妖精としか思えなかった。 ティンクが季節をつかさどる妖精のような華やかな妖精ではなく、“モノ作り”という縁の下の力持ちな妖精であることに とても好感が持てるし、そこに意味があり,良い点なのだと思った。

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by jd69sparrow | 2009-02-09 16:21 | 映画タイトル た行