ハイスクール・ミュージカル3

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<イントロダクション>
 個人的な話、『ハイスクールミュージカル』は偶然が重なり、見た映画である。 友人から進められていなかったら出会っていたかどうかはわからない。 だけど、こうしてこんな素敵なミュージカル・ムービーに出会えたのは本当に幸せだと思う。 一つの作品とどんなカタチであれ、こうしてシリーズ三作まで見るまでに至ったのだから、それだけ素晴らしい作品なのだ。作品のほうからこちらにやって来たように思える。 どういう描かれていることは誰もが経験するようなごくごく普通のことなのに、とても楽しい。 それは、逆にそういうコンセプトだからこそ親近感が湧き,魅力を感じたのだと思う。
 出会い、別れ、将来への決断などがある。 そういう必然的なことがここにはあって、まるで家族やお世話になった人からの言葉のようにメッセージが伝わってくる映画である。 主人公たちの高校生活からの分かれ目にのせて、いろいろなことを教えてくれる。 高校から大学へ進むという時期は、将来を左右する大切な期間。 主人公たちと同じ世代から見たら強く共感も得られるし、大事なアドバイスや励ましになる。 大人から見れば、思い出を振り返るような感覚になれるだろう。

<あらすじ>
 トロイやチャドたち高校三年生たちにとって,高校生活最後の年。 それはワイルドキャッツの決勝戦のクライマックスから始まる。 バスケの試合を終えた彼らに待ち受けていたのは最後のミュージカルの舞台。 卒業生みんなでの共同作業にしようと提案したのはガブリエラだった。 彼女のこの提案に一気にみんなやる気モード全開、そして卒業製作とも言えるこのプロジェクトが始動する。 舞台、プロム、そして卒業式とトロイたちの最高の思い出作りが続く。
 思い出への準備が進む中、彼らには将来を決める重要な課題が与えられ、いよいよ決断が迫られていた。 学校を卒業するということは新たな道が切り開かれることであり、別れでもある。 彼らは悩み、悩んだ末に答えを探し出す。

<感想>
 物語の始まりから既にクライマックスのような見せ場の場面が出てくるという、なんとも力強い映画だろう。 最初から盛り上がりをどんと載せることで前作からのブランクなど感じさせず、一気に『ハイスクールミュージカル』の世界に私達を呼び戻すのだ。 初めて見る人へもいかにポジティブで明るい映画なのかというアピールにもなると思う。
 劇場でみる本場のミュージカルをそのままスクリーンに映したような場面がところどころに登場する。 それがミュージカル映画というものなのかもしれない、実際に生で見ているかのような演出、つまり舞台装置が動いたり,役者が様々なシチュエーションにぽんぽんと飛び込んだりするものである。 ミュージカルの醍醐味である。 そもそもミュージカル映画の中でミュージカルをやるというアイディアがおもしろい。
 シリーズ三作目となる劇場版。 一作目は高校、二作目は高校を飛び出し,夏休みのカントリークラブときて 三作目で再び原点に戻る。 このサークルが注目を浴びるシリーズ作品のおもしろさの秘訣の一つなのかもしれない。
 主人公たちは成長している部分もあり、変わらないところがありと2つの局面があるが,シャーペイだけはほとんど変わらない。 自分が目立つためにあの手この手と,ガブリエラたちに対して意地悪してくるけれど憎めないキャラクターでもある。 意地悪もするけれど、弱い部分も描かれているからである。 野心が大きいというのもあるが、そもそもそういう行為は自分にないものを持つ,ガブリエラというライバルに対するやきもちからくるものだと思えるのだ。 だから、シャーペイには共感部分があって,キャラクターとしての魅力を感じる。
 主人公も,もちろんシリーズを通して成長していくが、誰よりも変化が見てとれたのはライアンである。 シャーペイの双子の弟であるライアンは始め、シャーペイの子分みたいな感じで,ただただ姉の言うがままに動いていた。 けれどガブリエラの登場、また,一人一人の個性があって完成するミュージカルで皆と協力して一つのものを築き上げる楽しさを知ったライアンは大きく変わる。 姉をサポートするだけだった過去、自分の個性を知った現在、そして未来へ。
 第三作では実のところ,シャーペイから独立して完全に自分を持っている。 姉にしたがっているようでちゃんと自分の意志を貫いている。 振り付けという才能に気づいたライアンはその道を極め,着実に力をつけ,将来へ向かっている。 だからこそ、魅力を感じたのだ。
 自分の未来はまわりからなんと言われようとも、最後に決めるのは自分自身。 人の期待に応えるというのも大切なことだ。 また、自分の道は自分で決めて己が望んだ未来へ進むのはもっと意味あること。 そのために悩むことはとても重要なことである。 大切な仲間達とずっと一緒にいるというのは,とても難しい。 進む道が少しでも違えば、別れはやってくる。 でもそれが、永遠になるかは本人しだい。 こういったメッセージがたくさんここにはある。

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by jd69sparrow | 2009-02-14 00:00 | 映画タイトル は行