スターダスト

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<あらすじ>
 主人公トリスタンはちょっと頼りなく、どこにでもいるような青年である。 特にとりえはなく、恋愛もしえいる。トリスタンは愛する恋人の誕生日が控える少し前、彼女にある約束をする。 それは村から少し離れた場所に落ちた流れ星のかけらをプレゼントすること、そしてその後に結婚をしようということである。 そこでトリスタンは村の外れにある壁を越え、その向こう側の世界へ出ようと考えた。 父親の力を借りて、なんとか村の外に出ると、なんとそこには星が堕ちた形跡があり、そこには光り輝く女性の姿があった。 その人こそが流れ星であり、トリスタンは流れ星ごと村へつれて帰ることを考え、村へ進路を向けるが、その道中には様々な障害や道を阻むものが潜んでいた。
 魔法の国の国王の息子たちや流れ星の力を知りつくす,欲深く邪悪な魔女三人組、そして意中の人という関係を深めたい青年。 流れ星をめぐり、彼ら一人一人の思惑がありぶつかり合う。 ある者たちは王座を狙い、ある者たちは永遠の若さと美をえるために、そしてまたある者は恋人と愛をはぐくむために。

<感想>
 トリスタンと流れ星イヴェインは共に旅を続け、幾度となく魔女達の魔の手による危険にさらされる。 そしていろいろな人々と出会う。 魔の手から逃れていくというスリルと、彼らを助け,力となってくれる人に出会う冒険が見所。
 そんな中で、頼りなくてイヴェインに対して、恋人へのお土産としか見ていなかったトリスタンが旅を重ね、本当に守るべき人を知り、たくましく騎士として成長していくさまも、この映画の魅力といえるだろう。 ただの平凡な村人の青年が魔法の世界の色にそまり、新しい自分に生まれ変わるのだ。
 本当に自分にとって大切な人を守りたいと強く願い、自らの力を神事さえすれば、どんなに敵が強く見えても、強き思いと意志という力の刃で敵を貫くことが出来る。
 冒険ファンタジーならではのおもしろさもある。 でも、それだけがこの作品の魅力ではない。 ロマンティックな要素があちこちにちりばめられているのだ。
 恋人ヴィクトリアのためにスターダストを持ち帰ろうというトリスタンの思いもさることながら、個人的にはイヴェインの告白のシーンもロマンティックに思えた。 普段は中々素直になれない,彼女が思うことを本心で語るということはもちろんだが、魔女の魔法で動物の姿に変えられていたトリスタンが実は、その彼女の告白の言葉を理解していたことを、魔法に溶けた後,彼女に告げる瞬間である。 イヴェインは動物の姿にトリスタンが変えられていて、そのトリスタンは言葉がわからかったと思い込んでいたから、正直な気持ちを話したわけで、実際はトリスタンとしては,とても美味しいひと時だったのでないかと思う。 村で待つヴィクトリアのことばかり考えていた彼にこのとき既に変化が起きていて、目の前にいる人(イヴェイン)が運命の人なのだということが確信となった瞬間だったかもしれない。 だから、死へ向かおうとしていた,イヴェインを必死で,また命がけで守ろうと努めている様子から、トリスタンの本気さや真実性が伝わってくる。
 冒険ファンタジーであり、どこまでもロマンティックな物語である。

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by jd69sparrow | 2009-02-21 21:13 | 映画タイトル さ行