ヘルボーイ:ゴールデンアーミー

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<イントロダクション>
 確かにこれまでのアメコミ映画とは味が違う。 まず第一に、現代劇でありながら異世界の住人達が多く登場すること,第二に“ヘルボーイ”は地獄生まれであって人ではないが、とても人間味のあるキャラクターで人間界を破壊する運命を持っているが、人のために戦っている。 第三に近年のヒーローものというよりも『スターウォーズ』の旧三部作を思い起こさせる点である。 現代的なカラーもあるけど、古き良き時代のカラーも組み込まれていると感じられるからだ。 作り手の少年時代から愛し続けたというモンスターもののインスピレーションがここに活かされているのだろう。 
 ヒーローたちの戦うかっこ良さだけでは心には残らない。 随所にドラマ的な部分や笑いが用意されている,そんな作品だ。

<あらすじ>
 ヘルボーイこと,アヌン・ウン・ラーマ,通称レッドは体から炎を出し,それを操るリズと、良き理解者で人の心を読む能力を持つ水棲人エイブと共に秘密機関BPRPの指揮下で日々,魔物たちから人々を守る使命を果たしている。 一方で遥か昔人類により仲間達の多くを滅された,エルフ族のヌアダ王子は人を恨んでいる。 彼はかつて,そのあまりにも強く恐ろしい力のために封印された軍団,ゴールデンアーミーをを復活させ,人類から大地と人により失われし,過去を取り戻すことを誓う。 どんな手段を使ってでも。 世にも恐ろしいヌアダの計画をヘルボーイたちは新しい仲間,ヨハン・クラウスとヌアダの双子の妹で善良的なヌアラ王女と阻止するべく立ち上がる。



<感想>
 レッドはパワフルな腕力とタフさという持ち合わせの力と、銃を武器に戦うヒーロー。 悪魔の子である以外は陽気なおじさんというイメージであり、ユーモアもある。 コミカルかつかっこいいキャラクターである。 個人的な意見だが、悪役やダークサイドがとても格好よく,魅力的である(主人公以上に)。
 ヌアダは妹を愛するという温かな部分があるし、彼は残酷な手段を使うけれど私利私欲というよりは自分の種族・仲間への思いから全てを行っており,完全に邪悪とは考えられない。 今まで見てきた英雄達の物語の影響か、剣を持ち,柔軟に,また俊敏に動く戦闘場面に釘付けになる。
 エルフの登場する映画として記憶に新しいのが『ロード・オブ・ザ・リング』である。 そこには神秘的なベールに包まれているという感じではあるが、『ヘルボーイ』では謎めいた美しさというのは同じだが、エルフという人とは明らかに違う種族というのがしっかりと区別されている。 特にヌアダ王子は悪役的な立場あってか冷徹に見えるが、クールでかっこいい。 アクションヒーローさながらに見え、『スターウォーズ』で言うダース・モールもしくは、ダークサイドに落ちつつあるアナキンのようである。
 レッドは人間に近い姿をしているが悪魔の子。 心は人間的で温かいのに、見た目などの恐ろしさから人々に顔を見せることが許されなかったり,人々のために戦っても、まわりから理解されず,結果、人から恨まれてしまうという辛い運命を背負っている。 だからこsぽ、リズの存在や言葉は大きくて、レッドを癒し救うのである。 レッド自身,まわりからの目線を受け入れていて、強い心の持ち主だ。
 仲間同士の絆、レッドとリズの愛の絆など人間ドラマ的な部分も物語の質をよくしているし、エルフやトロールの登場も現代劇にほとんど違和感がない良き作品だ。

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by jd69sparrow | 2009-02-24 01:56 | 映画タイトル は行