2006年 11月 05日 ( 1 )

赤毛のアン

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 赤毛の女の子、アン。 “e”のつくAnneという少女は孤児院を出たり入ったりしていて彼女の行く先々には大勢の手に負えないほどの子供たちがいて,さらにそこには必ずといっていいほど双子が何組かいる、とアンは言う。 ずっと,どこ行っても一人ぼっちのアンはケイティというアン自身が創りだした空想の中の友達しかいなかった。 また、彼女は本を読むことが大好きで彼女の口からでてくる言葉一つ一つはまるで詩や小説の中から出てきたような言葉であったりと実に綺麗。 想像することも大好きなアンは自由に想像をふくらますことのでくる環境を求めていた。そんなアンが彼女の求める自由を受け入れてくれる人々に出会い、また,青春も重ねていくという話。
 アンは子だくさんの家で手伝いをしながら暮らしていた、(アンの)里親は厳格で、彼女への叱責も絶えない。 しかも孤児であるということだけで何かもの責任を押し付けれる始末。 里親のもとを離れることになるが、孤児院へ戻ってもその里親と責任者との間で責任の押し付け合いを目の当たりにするアン。 彼女のおかれている立場はどこへ行っても変わらないかのようだった。 アンが次に向かったのはグリーン・ゲーブルという場所に住むカスパード家の老兄妹の家だった。 アンはマシュー・カスパードという老紳士に連れられて新しい生活へと向かっていく。 グリーン・ゲーブルではもう一人アンを待つ人がいた、マシューの妹マリラである。 これから夢のような生活が始まろうという今、ある一つの手違いがあったのだ。 それはカスパード兄妹が受け入れたかったのは本当は男の子であったということ。 アンが家にやってきたことで少し厳格で頑固なマリラは眉間にしわをよせるけれど、それでもアンの新しい生活は始まったのである。 マシューとマリラが与えてくれた機会でアンの世界は想像の世界だけでなく、現実の世界をも広がっていく。
 アンはちょっぴりおしゃべりであまり多くをしゃべらないカスパード兄妹の家の中はとてもにぎやかになった。 アンの正直で少し頑固な性格は日々なにかハプニングを起こさせてしまうがそれでもまわりの人々を明るく照らしていったのである。 友達といるときでさえアンは想像という素晴らしい世界にひたり、語り続ける彼女の様子はおもしろい。 さらにアンが話す英語はとてもクリアで聞き取りやすく、しかも綺麗。 目を閉じて耳をすますだけでもその言葉の羅列や言葉が流れゆく美しさを聞き、感じ取ることができるのだ。
 赤毛でやせっぽちでそばかすの多いことをコンプレックスに思い、そのことを触れられるとすぐかっとなってしまうアンだったが、ダイアナ(アンの親友)、ギルバート(アンのクラスメート)、リンド夫人(マリラの友人)、ステイシー先生(アンの通う学校の新任教師)など多くの温かい人々と出会い、カスパード兄妹に支えられ,成長していく。 
 最初はアンに厳しかったマリラともまるで本当の血の繋がった家族のように、二人の間は温かくなり、絆が深まっていく。 アンにとってマリラやダイアナの存在もとても大きかったけれど、マシューの存在はとりわけ大きかったのではないかと思う。 彼の優しさがアンを元気づけ、どんなときも後押ししてくれたりとかいつも力となってくれていたのだろう。 とても感動な物語である。
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by jd69sparrow | 2006-11-05 19:10 | 映画タイトル あ行