2006年 12月 07日 ( 1 )

RENT

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 とても希望にみちたミュージカル映画だと思う。 もちろん物語の中には深刻な場面もドラマも多くふくまれている。 途中途中でちゃんどドラマな部分がふくまれているから希望へとつながるのだし、現実を見た問題が取り上げられているからこそ関心がより深まる。 そして「愛」というテーマがあるからこそ決して見終わった後、後味の悪いものにもならなければ暗い気持ちにもならない。 そこがとてもよく構成されている点であろう。 
 ミュージカル映画はたくさんある、それは作品によって様々だし、伝えるもののカタチがそれぞれ異なっている。 けれど観客たちへエンターテイメントを提供するという点はどれにも共通するものに違いない。 人を楽しませたり、考えさせたり、感動をあたえたり・・・などなど何かしら感情がわかせる。 それはミュージカル、映画を問わないと思う。 ミュージカルと映画の融合は映像というスポットライトがあてられその舞台を見るというカタチになる。 またミュージカルの種類も様々で「オペラ座の怪人」のようにその名のとおりオペラという芸術を媒体に創られるものもあれば「RENT」のように愛という情熱をそそぎハーモニーを奏でるものもある。
 常に思うのがリアルに舞台を感じられるということ。 映像であって生とは感じ方も迫力も違うけれど物語の質がおちるということはまずない。 この作品を映画を通してみて思うのが実際がどういうものなのかは完全に把握すのは不可能であったにしろ、映画を見ていても舞台の光景が浮かび上がってくるような感覚になれることだ。 ここではこういうふうに舞台の絵図が組まれ,このようにどう舞台で人物が動くなどといったことが思い浮かべられる。 だから本当に“映画を見ながらミュージカルを見る”という感覚になれるのだろう。
 物語の舞台はアメリカ・ニューヨーク。 7人の男女の若者たちが「愛」をそれぞれの方法で表現する、あるいは解いていく。 彼らの生き方というのはそれぞれ少しずつ違うけれど彼らの心の根元には「愛」がある。 愛、芸術、現実問題とテーマは様々。 主人公たちはどこかしらに問題や悩みをかかえているて、それぞれが持つ悩みは時にぶつかり合ったりもする。 どんな状況下にあっても彼らの夢は色あせることはないと信じられる物語。
 登場人物一人一人が孤独であったりとか、中々愛することのできない気持ちなどを持っている。 そんな仲間どうしが集まることで彼らは境遇に接点のあることを見出し、だんだんと自分の殻からでることを可能にしていくし、また孤独から脱していくのだ。 みなに共通するウこと、それは「夢」。 誰もが明確な自分の未来への夢を持っていて、それをかなえるために現実の中でもがいている。 
 一つ言えることは決して深刻な気持ちで終わることがないということ、テーマがシリアスであると見終わった後にもその映画で受けた印象というのが残るけれどここでは暗くなることはない。それは登場人物たちがそういう気持ちを持っていてもそれに立ち向かおうといおう姿勢を大きく示しているからだろう。
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by jd69sparrow | 2006-12-07 01:12 | 映画タイトル ら行