2007年 03月 21日 ( 1 )

ヴァン・ヘルシング

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 ブラム・ストーカーによって描かれた吸血鬼ドラキュラとヴァン・ヘルシングの因縁の対決は幾度となく変化し,また進化し続けてきた。 彼らの戦いは長きにわたり続いたもののようだ。 いずれもヴァン・ヘルシングはドラキュラという悪魔の化身に対抗する正義であるけれど控えめな役どころにあったのは事実であろう。 そしてついにそのヴァン・ヘルシングの物語に光がそそがれる。 今までとつながるところの一つはヘルシングの過去や彼にまつわることは謎につつまれているということだ。 強靭な体を持つクールなモンスターハンターは神のもとに従う彼は聖者なのか、それとも冷徹な人の命を奪いし者なのか。 しかし悪に仕えしものではないということは言える。 
 ヴァンパイア、人狼、フランケンシュタインなどモンスターたちが登場する。 ヴァンパイアは野性味のあるものとして描かれ二つの姿を持つ。 人と変わらぬ姿とモンスターそのものといった姿がある。 人狼はヴァンパイアを守るものであり表情豊かな部分も垣間見られる。 そしてフランシュタインはただ「生きたい」という人々の誰もが望む希望だけを求めている。 その姿は人に等しいといえるだろう。 そんな三大モンスターたちが揃うこの物語はジェット・コースターに乗っているかのような瞬く,スリル満点の展開が繰り広げられる。
 19世紀末、トランシルバニア。 吸血鬼ドラキュラは密かにある実験を試み、野望を実現させようとしていた。 その実現の先には世にも恐ろしいものが待ち受けていることは明らかであった。 そして人々は彼らによって制圧され、人間たちの危機が一気に広がること目に見えている。 そして暗黒の色に染まり,その支配からは逃れられないといった危険はすぐそこまで迫りつつある。 一方、ローマではモンスターハントの任を命じられ、日々モンスターたちに戦いを挑むことが常な男がいた。 彼の名はヴァン・ヘルシング、彼は過去における己の罪のために神につかえる影の組織に命をあずけているも同然。 そこからの任務が送られてくる。 人々も自分さえもヘルシングの何者であるかを知る者は多くはないだろう。 その彼が今度は強敵ドラキュラ伯爵を倒すためにドラキュラのトランシルヴァニアへお供をつれて旅立つ。 ヘルシングに戦闘手段を提供し、彼の支えと言えるであろうヘルシングに武器を提供する修道僧であり科学者とも言える友を連れていくのだ。 ドラキュラを倒し,その存在に恐れをなす人々を救い,守るために。
 ホラーであり、アクションであり、冒険活劇であるエキサイティングな映画である。 ヴァン・ヘルシングと共に戦うのはドラキュラを倒す宿命を背負った一族の最後の生き残りであるアナ王女である。 何もできずに見ているだけの大人しい人柄ではなく人々をまとめる頼れるリーダーであり戦士でもある強い人である。 王女の器を持っているけれどヴァン・ヘルシングの戦いにおいての強力な味方であり(戦いの)パートナーといえるだろう。
 次々に事が置き話が展開し、常に何かが待ち受けているのではないかと話が進むにつれて期待がふくらむストーリーだ。 平凡な瞬間などありえない。 そうしてほとんど間を置かずしてアクションが起こっていくからこそ飽きることなく楽しめるのだと思う。
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by jd69sparrow | 2007-03-21 02:38 | 映画タイトル あ行