2009年 04月 24日 ( 1 )

トワイライト

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<イントロダクション>
 長く持たれていたイメージを変えるのはチャレンジである。 吉と凶,どちらか極端に分けられるだろう。 しかし、これは“吉”と出ている。 ヴァンパイア映画はいろいろなものがあるけれど、個人的に『ヴァンパイア・レスタト』(つまりは、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』)以上のものはないと思っていたが、これまでのイメージや例に頼らない,ニューフェイスも中々である。 いや、タイプが違うものだけに,比較するものではなく、新しいジャンルとしてとても楽しく,魅力的なのだ。 ヴァンパイア映画というよりも,恋愛よりな感じで,物静か、そして意外性も見れる作品である。

<あらすじ>
 アリゾナから父親と二人,フォークスという人口わずか、数千人の町へやって来たべラ。 雨嫌いなべラには心地が良いとは言えない。 まわりとも中々馴染めない。 ようやく、打ち解けられる友達に恵まれた頃,エドワードに出会う。 ミステリアスな雰囲気と美しさはべラをひきつけた。 逆にエドワードもべラに魅せられる。 しかし、彼らの間には大きな壁がある。 次第に惹かれあう二人(ヴァンパイアと人との)の恋は許されざるもの。 欲に忠実な吸血鬼の脅威が忍び寄る中、二人は障害を越え,また、おきてを破るも絆を深めていく。

<感想>
 原作者は自らのイマジネーションのもと,この物語を作ったという。 ホラーの苦手な人とあってか、そういう色は少ない。 ここではヴァンパイアは二極化していて、それは例えるなら,草食派と肉食派の二つである。前者がエドワードたちで、後者は彼の敵であり,これまでのヴァンパイアのイメージを映すもの。 “太陽の光が弱点”だとか“棺の中で眠る”などという概念がなく,珍しい。 エドワードや彼の一族が“動物の血”で生を永らえるからとあってか“ヴァンパイア”と感じさせる部分がとても控えめなのがイイ。
 個人的に“吸血鬼は美しく”という,こだわりを持っている。 これはヴァンパイア映画ファンの多くがきっと思っていることだろう。 ホラー色を強くしたり、やたらと吸血鬼の特殊能力を見せびらかすなどがなく、どこをとっても,控えめで美さえ感じる。
 今回,怪物的な吸血鬼がいる一方でカレン家のように人には手を出さず、普通の人の生活に溶け込んでいる,また、インドア派イメージを覆す,吸血鬼がいるというが魅力である。 超人的な能力を己の欲よりも人のために使ったり,力を生かしてスポーツに使うあたりが、怪物である以前に 人間的だ(雨空の下での草野球)。
 敵の中には吸血鬼らしい欲情的な者もいれば、理解のある者もいる。 悪しき者が消えぬ限り、カレン家の戦いは終わらないだろう。 ラストは新たなる戦いの始まりがさり気なく,期待がぐっと高まる運びになっている。エドワードとべラがどんな道を辿っていくのか。 最後を見て,エドワードはは人間的、べラはヴァンパイア的に思えた。 
 ヴァンパイアの物語でロマンティックなのはとても素敵でほろ苦いチョコレートに等しい。 この物語を大きく占めるのは人間的なもので、ヴァンパイアの話というのはスパイスなようなもの。 一部でしかない。 あるいはその二つがうまく化学反応し バランスをい取り合っている。 また、互いが互いに対してよい味を出しているという感じである。

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by jd69sparrow | 2009-04-24 21:32 | 映画タイトル た行