2012年 01月 05日 ( 1 )

カーズ2

2011年7月30日(土) 公開初日♪

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<あらすじ>
 ラジエーター・スプリングスで結ばれた,ライトニング・マックイーンとメーターとの友情の絆が世界で試される! マックイーンは、レーシングカー。 メーターとの友情は彼のデビュー戦の日から始まる。 デビュー戦にして、挫折を味わったマックイーンがたどり着いたのはラジエーター・スプリングスという名の地図から消されてしまった,田舎町。 マックイーンはレッカー車のメーターと出会い、町の人々と触れ合いながら成長し、メーターとの友情も深めていく…というのが第一作目。

 第二作目となる『カーズ2』は、マックイーンの世界戦が舞台。 世界のレースで四度もトロフィーをモノにしたマックイーンは,休暇をとるためにラジエーター・スプリングスに帰ってくる。  しかし、メーターがテレビ番組に電話をかけ,イタリア代表 フランチェスコ・ベルヌーイへ,意図せずマックイーンの代わりに宣戦布告をし,マックイーンはフランチェスコの出る東京でのレースへ参加することに。
 マックイーンと共に東京にやって来たメーターは,そのレースの裏で進行されている事件に巻き込まれる。 イギリスから来た諜報員たちに,事件を追うアメリカからの諜報員と間違われたメーターは、闇の計画を阻止する任務に加わることになる。 レースは世界各地に展開され,マックイーンにも危機が迫る! メーターは親友を守ることが出来るのか…。


<感想>
 『トイ・ストーリー』のウッディとバズのような友情物語から一新、スパイアクションとして生まれ変わった『カーズ2』! この壮大なる冒険とスケールは 実写に負けない面白さがある。 ピクサー作品の中で最も世界が広いのが『カーズ2』である。  個人的には、乗り物に感情をつけるのは『機関車トーマス』というイメージが
先に来るのだが、ピクサー独自の味があり,決して二番煎じではないのだ。 それに、一つ大きな違いがある。それは、顔の描き方。 作り手側が言うように『カーズ』は、素材を活かし,キャラクターたちの感情をつけている。 
 車たちがメインである,本作では飛行機や船などのキャラクターも登場するし、様々なレーシングカーを観ることが出来るのだが それだけではない。 注目は日本・東京! 日本の伝統文化、和の風景、そしてトレンドなど 細部にまで そのこだわりが観られる。 日本へ来る外国からの観光客のリアルなエピソードと反応が観れるのも面白いところ。 この物語の最初の部分を彩る東京の場面のバックボーンを知るとさらに映画が魅力的に思えるだろう。 そしてもう一つ、注目したいのがここで登場する,日本色の車たち。 歌舞伎や相撲をする車たちがとても魅力的で、メーターがそれにちなんだ格好で登場する一こまにも注目である。 
 スパイアクションという設定はとても意外だった。 その主役がメーターであることも。 でも、ある意味必然だったとも思う。 これは実写にそのまま置き換えられると思う。 ジェームズ・ボンドのようなスパイがいて、ボンドガール的なパートナーがいる、そして彼らのミッションに偶然巻き込まれた主人公がいるという最高な素材が揃っているからだ。 スパイアクションの醍醐味と言えば、緊張感ただようミッション遂行やアクションである。 スパイものにアクション要素が加わると、街の景観もポイントになってくる。 実写さながらの美しい街並みがCGの中にリアルに再現されていて、その街に旅行しているかのような疑似体験すら出来るから、凄い。
 今回の話は誰かの成長の物語ではない。 メーターの冒険が中心で彼が自分に自身をつけるまでの話というか、友情という絆において大切なこととは何かを問う物語。
 魅力は人間社会を車の視点でリアル、忠実に再現されているところ。 人の視点が車の視点に…車の前輪が「手」であるという設定はとても面白い。 乗り物が乗り物に乗ること、その乗り物が乗る,乗り物もまた生きているということ。 さらに違う乗り物どうしのコンビネーションがカッコいいところ。 
 ピクサーと言えば、ほんわかした感動ストーリーという印象があるし、そこが魅力だと思う。たまに こうしたスケールの大きい物語があってもいいと思うけど、この路線をたどり続けすぎて欲しくない。 物語は常に「心温まる」ものとされているのは変わらずあるのけれど、いつまでもそうあって欲しい。
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by jd69sparrow | 2012-01-05 18:41 | 映画タイトル か行