スパイキッズ 4D ワールドタイム・ミッション

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<あらすじ>
 マリッサ・コルテスはスパイ組織OSSに所属する有能なスパイで同じくOSSのスパイ,グレゴリオ・コルテスの妹。そして、かつてスパイキッズとして活躍した,カルメンとジュニの叔母でもあった。 しかし、ウィルバーと出会い,子供を授かり,スパイを引退した。 彼女が最後に捕まえたのはチック・タックという名の犯罪者だった。 それから一年。 マリッサとその家族に危機が訪れる。 彼女の義理の子供・セシルとレベッカは双子の姉弟。 その二人を含め,タイム・キーパーという時間を奪う,テロリストに狙われることに。 その部下で右腕なのが,一年前に逮捕したはずのチック・タックだった。 タイム・キーパーの狙いは自分たち以外の時間を早め,過去へタイムスリップすること。 タイムスリップするための鍵がアルマゲドンという装置だが,それを止められるのは クロノスサファイアという宝石唯一つであり,これを持つのがレベッカであり,タイムキーパーが彼らを狙う理由だ。
 レベッカとセシルは義理の母親がスパイであることを知り,OSSにくることで新世代のスパイキッズとなる。 そして、タイムキーパーと立ち向かう。

<感想>
 今回は3Dにもう一つ1Dがプラスされた4D映画という新たな境地にたった。 この新たに加わった1Dはアロマ・スコープ、つまり “匂い”である。 先着ということで制限は設けられているが,劇場で手に入るカードにこめられた,全は8種類の匂いを特定のシーンで楽しみ,映画の世界に入る疑似体験が出来る,画期的なシステムだ。 画面に表示される番号の箇所をこすって,香りを楽しむのである。 まるで映画の中に入ったかのような感覚だ。 映画は着実に体感型という新世界に近づきつつある。
 子供から大人まで楽しめる映画だが、その主なターゲットは子供。 名前からストーリー展開まで とてもわかりやすくまとめられている。 そして何より。 シリーズを通して言える魅力は やんちゃ盛りの子供たちがヒーローとなってクールに,時に面白く悪と立ち向かっていくところだ。 子供たちが身近に感じられ,憧れるヒーローだ。
 かつてのスパイキッズが大人になって登場することで表現されているように、今回のテーマは“時間”であるという。 今回の敵であるタイムキーパーは 共感できる悪である(過去のシリーズにも言えることかもしれないが)。 誰もが 抱くであろう,過去の修正。 つまり、過去を取り戻し,不幸を幸せへと変えたいという思いである。 しかし、タイムスリップもので言えることは どんなに歴史を変えようともがいても 人に時を変えることは出来ないということ。 過去を公開しないためにも,今を大事にするのが大切だ。 それを教えるのが スパイキッズというところにも注目。 彼らの口で語らせるということは、不思議と説得力がある。
 “子供と一緒にいられる,遊べる時間はあまりに短い”。 その事実は大人にとてもグッとくる言葉だ。 子供はあっという間に大人となり,親の元から巣立っていく。 タイミングを逃してしまうと、逃してしまう,子供とのひととき。 時間を作るべく,仕事に取り組むのではなく、少しでも多く時間を作らなければならない。 とても難しいけれど、子供との時間というのもは、きっとそういうものなのだろう。 限られた時間の中で いかに時間を作るか。 出来る時にしなければ、手遅れになるのだ。
 
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by jd69sparrow | 2012-01-12 21:39 | 映画タイトル さ行