カテゴリ:映画タイトル な行( 35 )

ニュー・ワールド

 d0058606_1759454.jpg
 400年も前にイギリス人はアメリカの大地に降り立った。 その当時はネイティブ・アメリカンが多くそこに住み,まだそこは誕生したばかりの世界だった。 人間の欠点であるもの,マイナスな感情といったものがなく無垢だかれいど自由な人々がそこで暮らしていた。
 遠いイギリスからやってきたジョン・スミスとネイティブたちの王の娘ポカホンタスの恋と二人がそれぞれ見た新世界を彼らの視点で描いた実話に基づかれた話である。だから題名が持つ意味は大きく深いのだと思った。
 この出来事が起こったヴァージニアでこの映画は撮影されているという、これはすごい。常に形を変えゆく世界で今もなおそのまま残されている,これほどまでに壮大な自然が残されているなんて! 人物だけでなく新大陸じたいにも注目。 限りなく広がる海と緑が大きく映し出されているわけだが、今まで見たことがない自然がカタチをなしているその姿はきれい。 ドキュメンタリーのようであり、描かれている世界が身近に感じるのは自然光を活かした珍しい手法(撮影方法)がゆえなのだろう。 マリック監督のこだわりである。 自然光が働きかける強さは明らかだ、すごい。
 ネイティブ・アメリカンたちはまるで緑の自然に適応しているよう。観る者はあたかも17世紀初頭のアメリカにタイムスリップしたかのような気分が味わえる、スクリーンを通して当時のアメリカを見るというふうに。 そしてリアルな新大陸が表れている。
 ポカホンタスは生涯出会った二人の男性,スミス(コリン・ファレル)とロルフ(クリスチャン・ベール)を愛す。 二人の男性はそれぞれ違う愛をポカホンタスにそそぐ、愛するカタチ違えどどちらも彼女を笑顔にさせた。 ファレルとベールの持つ魅力がそのまま出ている、スミスはワイルドでポカホンタスを抱きしめるその時愛情という名の温かさがある、ロルフはその全体から優しさがあふれ出ている。
 ベールと言えば「マシニスト」では人間の限界ではないかと思われるほどの減量をし、「バットマン ビギンズ」では逆にマッチョなボディを築き上げるといった役作りに余念がないという印象を受けていた。 今回もまた違ったベールの参上だ。 髪をのばし髭をたくわえたその姿は気品ある紳士そのもので(彼の作品はまだあまり知らないけれど)一番かっこいい。
 木々,生い茂る森の中、風にゆられカサカサと静かに音をたてる。その真ん中に立ち,そっと耳をすませると森の声というべき呼応(音色)はきっとこの上なく気持ちのいいことだろう。 その心地よさこそ彼ら(ポカホンタス、スミス、ロルフ)の間で交わる愛なのだと思う。
[PR]

by jd69sparrow | 2006-04-30 00:43 | 映画タイトル な行

NIN×NIN NINJAHATTORIKUN THE MOVIE

d0058606_0514959.gif
 子供向けアニメの実写化というのはすごく珍しい。それもあの「忍者ハットリくん」とは誰が想像しえただろう。主演はドラマ「西遊記」の孫悟空を演じた香取慎吾である。今までにもいろんなドラマや映画に出演し、この映画がやっていた頃は「新選組!」の近藤勇だったのだ。歌手としてでなくバラエティ番組やこういった役者としての顔を持つ,慎吾ちゃんは子供たちはもちろん大人から愛されるキャラクターをやらせたら右に出るものはいない。パワフルで明るくユーモラスな悟空やハットリくんは慎吾ちゃんだからこそ。
 映画にはいろんなジャンルのドラマの役者がそろい,ハットリくんの様々な忍法が炸裂!
 子供から大人まで楽しめて元気のもられる映画だと思う。ハットリくんが言う「やる前からあきらめる方がかっこ悪い」というセリフに元気づけられる。
 ハットリくんは師である父親から忍者の修行最後の試練として江戸(東京)へ行き,主をみつけ,その主以外の人には姿を決して見せずに主を守りつつ,そこで暮らしそれが果たせねば破門という言いつけを言い渡される。江戸に出かけハットリくんが修行を始めた頃,謎の怪事件が勃発する、後にハットリくんの修行とその怪事件とが結びついていく。
 ハットリくんともう一人の主人公・ケンイチはこの出会いと友情を深めていくことでお互いを成長させることになる。二人の成長の物語でもあるのだ。ハットリくんの笑顔が眩しい。
[PR]

by jd69sparrow | 2006-04-18 09:27 | 映画タイトル な行

ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女

d0058606_1751238.jpg 
 イギリス文学が今,続々と登場し注目を集めている。「ハリーポッター」シリーズや「LOTR」シリーズはそれを代表する作品だ。さらに「高慢と偏見」の映画版「プライドと偏見」も数年前に公開された「キングアーサー」も「ブリジット・ジョーンズの日記」もイギリス生まれである。そして「ナルニア国物語」もまた然り。
 全7巻の冒険ファンタジーであるこの作品はC.S.ルイス原作の児童文学である。ファンタジーであるゆえに同じファンタジーもので大ヒット作の「ハリー・ポッター」と「ROTR」の2作品との比較をされる。しかし「ナルニア国物語」はそれらの作品とは全く別の要素で構成されている。一つは原作の中にある。それはこまごまとした描写に対する細々とした描写に対する細々とした説明はなく,読者のイマジネーションに委ねた作者の姿勢。他には多くのテーマが集結しているところ、それは家族・兄弟の絆である。友人とか旅で出会った仲間との絆や友情ではなく。四人の伝説の王が現れ善と悪との剣を交えて,あるいは弓を射て勇気を胸に秘め戦う古典的スタイルもこの映画の独自だ。古くからある子供たちによる冒険ファンタジーである。
 主人公たちが生きる時代,1945年の第二次世界大戦の繰り広げられている真っ只中のイギリスの背景をイントロダクションとして組み込まれ、そんな現実世界でで始まり現実世界で終わるといったまとまりのよい構成がされている。
 翻訳された原作を以前読んだが原作で登場する人物たちのイメージをくずすことなくキャスティングされたというのもすごいし、世界観も素晴らしい。個人的には半神半獣のフォーン,タムナスさんが好きだ。“ナルニア”には様々な動物や神話などに出てくるような生き物が出てきて,しかも彼らは人の言葉を話せる。どのキャラクターも魅力的だがその中でも優しさにあふれ、愛着がわくのがタムナスさんなのだ。
 もちろん、アスランについても語らずにはいられない。気高く自らの犠牲もいとわない偉大な存在である。そこにいるだけでみなに勇気を与え,勝機をもたらすのだ。そんなアスランの声を演じるのが名優リーアム・ニースンというのはなんと良いことか!だが声による演技もパーフェクト。声じたいもかっこいいけれど。アスランの声はこの人しかいないでしょう!
 作者ルイスは子供たちにイマジネーションすることの楽しさや主人公ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーのぺベンシー兄弟がナルニアでそうしたように,読者である子供たちに兄弟を信頼し、絆を深めることの重要さを学び、勇気や正義を持って生きるという希望を与えたかったのだと思う。これは現代、そして未来に生きる者たちにもあてはることなのだろうが、この作品が世に出た当初が戦時中であったからこそ当時の子供たちにそれらを伝えたかったのだろう。
[PR]

by jd69sparrow | 2006-03-26 08:43 | 映画タイトル な行

ノイズ

d0058606_1059185.jpg
空白の二分間、宇宙にいたパイロット・スペンサー(ジョニー・デップ)に何かが起こったのか。夫の異変と信じがたい真実、疑問を感じ始めたジリアン(シャリーズ・セロン)が正体の知れないものに追われながらも謎を解明していくスリラー。 以前とは何かが違う、だけどそれが何であるかはわからない。
 逃げても逃げても追ってくる恐怖、しかも最愛の人だと思っていた人から追われる。 まるで先の先を読んでいるかのようにいくてをはばまれるのだ。
 その影にいる謎の正体が一体なんなのか、いつもと変わらないように見えて何かが違う夫スペンサー、手がかりとされたものから聞こえる夫と同僚の声の記録に残された、奇妙な“ノイズ”こそが謎を解くポイント。
 そしてもう一つ恐ろしい点、それは自分だけにるふりかかっていた恐怖と災いの魔の手が主人公ジリアンのまわりにいる大切な人たちにまでのびる、それは悲劇であり絶望としか思えない。
それでも立ち向かっていくジリアンは最後まで強い人のままであったと思う。
 衝撃的な予想をこえた結はこの先
待ち受けている新たな、さらなる恐怖への道しるべである。 その締めくくりのあとの未来には一体何があり、起こるというのか。
 続編はおそらくないかおもわからない、がしかし「その後は一体??」と思わせるエンディングはこの映画の場合,ぞっとするけどおもしろい。
[PR]

by jd69sparrow | 2006-03-15 11:01 | 映画タイトル な行

ニューヨークの恋人

d0058606_20451024.jpg
 原題「KATE&LEOPOLD」、邦題「ニューヨークの恋人」、原作はサンドラ・ブロック主演のハートフル・ロマン映画「微笑をもう一度」の脚本をつとめた スティーブン・ロジャーズである。主演は「ユー・ガット・メール」のメグ・ライアンと,「X-MEN」や「ヴァンヘルシング」のヒュー・ジャックマン。 メグ・ライアンと言えば 以前 日本で飲料水のコマーシャルに出演し、日本の伝統的衣服である着物がよく似合っていたということを記憶している。 ヒュー・ジャックマンは「X-MEN」や「ヴァンヘルシング」で見受けられるような、野性味あふれる男前なイメージがあった。 この映画でのヒューのイメージは笑顔が素敵で、女性にしてみれば 抱かれてみたいと思うことだろう。全ての彼の出演した作品に言えることはセクシーさだと思う。
 時空を超えた愛というのはなんと素敵なのだろう!  昔からずっと思い浮かべていた世界が映像化するなんて夢のようだ、自身が憧れ、夢見ていたことがこうして自分の目で確かめることは見ていて心がうきうきしたり、胸が高鳴るのだ。 見ていて胸が高鳴ったり、どきどきするといった感情があふれでてくる映画ほど素晴らしいものはない。 この,「ニューヨークの恋人」という映画はそんな物語です(前からこの映画を見ることを待ち望んできただけある)。 夢や理想を持って見れる映画をこれからもずっと見ていきたい、何事も現実を見るのも大切だが、夢や理想を持ちながら現実を見ることこそベストなのだから(と、私は思う)。
 この映画には、心に響く素敵な言葉がたくさんある。 それは(これは私の妄想なのかもだが)レオポルドがケイトにかける言葉で“Give me your hands!”がまず一つ目。 こんな言葉をかけられたらきっとその特に相手に恋焦がれていたら いちころだ。 (ヒューのような紳士な大人の男性に言われてみたい。爆。)
 さて、もう一つはスチュワートの言葉だ。チャプターのタイトルにもなっている“虹を見た犬”と“未来は過去にあるだ(←詳しいことは映画を見てからのお楽しみということでw)。この二つの言葉にはとても考えさせられるものがある。 脇役だけどスチュワートの語るこれらの言葉から察するに 彼は(レオポルドと1位・2位を争えるんじゃなかというほど)ロマンチストだ。中々すみにはおけない人物といえる。
 すみにおけないのはスチュワートだけではない、それは主人公を支える人物一人一人に言えること。 誰か一人あげるとしたら チャーリーだ。 チャーリーは主人公ケイトの弟、ルックスも中身もとても可愛いのである,こんなチャーミングな人も映画においてはキーパーソンだと思う。 自分の恋を必死に追い求める姿勢など。自分で自分をきちんと理解し、把握しているところは男だと思う。
 この映画は、私たちに今も昔も人が人を想う気持ち同じなのだと語りかけている。オススメです☆
[PR]

by jd69sparrow | 2005-10-14 18:39 | 映画タイトル な行