カテゴリ:映画タイトル ま行( 52 )

マルコヴィッチの穴

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他の誰かに通じる穴があったら一度は入ってみたいと思うだろう。 自分ではちょっと休業して誰かの中に入ってその人の生き方をのぞいてみる、同じ地球上でも自分ではない別の人の見る世界は違うのだから。 それが大好きな人だったり憧れの人だったらなおさら“穴”に入ってみたくなる。 人の欲望は強いものだ、欲には逆らえず心の赴くままになる。
  “世にも奇妙な物語”の世界のような不思議な不思議な世界がこの「マルコヴィッチの穴」である。 原題と邦題がこれほどまでにうまくつながっていると思ったのは初めてだ。 原題「BEING MALKOVICH」で考えても器となるジョン・マルコヴィッチに他人が入ってほんの少しでもマルコヴィッチになるわけだし「マルコヴィッチの穴」と考えてもマルコヴィッチへ通じる穴がメインで出てくるわけだからどちらをとってもうまくできている。
 「仮面の男」とはちょっと違うマルコヴィッチよりも、主要人物を演じる二人の役者のこの作品での変身ようがすごい。 きっかけを導き出したクレイグをジョン・キューザック、その妻ロッテをキャメロン・ディアスが演じた。 彼女は山田孝之が“電車男”になったときのような変わりようでスクリーンに現われた。 二人とも日本でいうオタクのような風貌になっていたのだった。 普段かっこいい役をやっていてたまに思い切ったこの映画のような彼ら役者を見るものも中々おもしろい。
 一番おもしろいのが器に入った人々がどこから出されたのか放り出されるところで、放り出されてもみな,さぞ満足して嬉しそうに帰ってくるのがなぜだか見ていてあきない。
 冒頭で出てきて物語の中にもたびたび出てくる操り人形はとても物語と深く関わっている。 はじめにすぐこうしてキーとなるものを持ってきて映画を説明するのは理解も深まる。 テーマをはじめにびしっと見せるという洗練されたようなオープニングがよくできている。
“穴”の秘密がだんだんと明らかにされるが穴の仕組みを考えれば考えるほどおもしろくなってくるのだ。 穴を通じて他の人になるということは器の頭の中にヒーローもののロボットのように操縦席があって器となる人の目で外の世界を見てその人を楽しむということだ。
 ジョン・マルコヴィッチの目から見る世界の映し方や“7と2分の1階”とそこで働く人々,特にレスター博士と変わったモノと変わり者というおかしな世界観は惹かれるポイントである。
 難しいことだけれど欲はおさえる必要がある、欲に従いすぎてしまうと結局よいことはない。どこまでそれができるのか。 自分の限界を知ることになる。 後半ただ笑うしかないようなシーンもあれど結論としてはおもしろい。 
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by jd69sparrow | 2006-03-22 00:27 | 映画タイトル ま行

耳をすませば

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“中学時代のひと夏の思い出や初恋は今も覚えてますか?” 大人への階段を一つ上がったばかりの懐かしい新鮮な思い出の日々を。 そんなまだ幼かった頃の気持ちをよびおこしてくれることだろう。 その時の恋をもう一度してみたい、あるいはこんな恋をしてみたいという気持ちにもさせてくれるだろう。 
 主人公しずくは中学最後の夏を迎えていて,毎日本を読んだりして過ごしていた。 そんなある日不思議な猫と出会い、きたことのない場所にある不思議な魅力を放つお店に辿り着き そこからしずくのステキな夏が始まるのである。
 “カントリーロード この道ずっと行けば あの街に続いている気がする カントリーロード”というこの話にしずくが初めてバロンと会うまでの道とバロンとお店と出会ったときの感動とがシンクロする。 その出会いの日から“カントリーロード”の詞の完成までの経過が夏,青く澄み切った空が広がり日陰でなんとなく、真夏の風景を眺めていたり涼んでみたりするときの心地よい気持ちを思い出させてくれる。
 この映画で描かれている描写が自分にもあてはまり本当に懐かしいと思う。 もう一度“あの頃”に戻りたくとも“あの頃”の思い出はあの頃の自分のものでありどうやっても全く同じのものは手に入らない、だからこそ心に刻むべきなのだ。
 しずくと天沢お二人の青春と恋はそんな大切さを思いださせてくれる。
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by jd69sparrow | 2006-03-17 08:51 | 映画タイトル ま行

マダガスカル

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 ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンの4匹はニューヨークにある動物園の大スター。 野生を知らない都会育ちの4匹はセレブな生活を送っていた。 そんな4匹はあるちょとした事故で野生の動物たちの楽園"マダガスカル”にやって来た。そこで初めての野生の暮らしが始まる。
 主役の4匹の動物,アレックスを玉木 宏さん、マーティを柳沢 慎吾さん、グロリアを高島 礼子さん、メルマンを岡田 義徳さんとほとんどが役者さん,一方で脇をかためる動物たち,ペンギンやキツネザルには今 注目されている芸人さんの姿が。 ペンギンの隊長をアンタッチャブルの山崎さん、新人を(アンタッチャブルの)柴田さん、キツネザルのリーダーをおぎやはぎのおぎさん、モーリスを(おぎやはぎの)やはぎさんが演じている。
 どの動物たちもおもしろいけれど、特におもしろいのはペンギンの隊長。 声はうんと低いのにその姿は小さくて可愛い。 隊長が人前に出る時につぶやく言葉は本当に動物園にいるペンギンたちの本音を代弁しているような感じがする。 「あざーっす!」はかかせない。
 そしてもう1匹。 それはキツネザルのリーダー。 「マダガスカル」といえばリーダーが歌う「♪踊るのスキスキ~」という歌だろう。 パフォーマーである点から動物の世界の芸人さんのようでもある。
 そんなリーダーと常にともにいるモーリスのめんどくさそうにリーダーを紹介するのがおもしろく,そこから2匹の主従?関係が窺える。
 アレックス、マーティ、グロリア、メルマンの4匹を見てみる。 4匹はあらゆる面で人間を知り尽くし、彼らのなす行動は人間的。 そんな彼らが野生の世界に飛び込んで、そこで暮らし 生き生きとしているさまは明るく楽しく描かれ、表情の柔軟性、きりっとした動きがよかった。 また、百獣の王のアレックスとグロリアの関係が立場逆転し、姉さん女房のようにアレックスが尻にひかれている感じもまたおもしろい。
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by jd69sparrow | 2006-02-18 21:19 | 映画タイトル ま行

みんなのいえ

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 三谷幸喜さんが“監督と脚本”を手がける,ホームドラマ。 ここまでくると三谷さんにとってはずせないと思われる役者さんがわかってくる。 それは唐沢寿明さん、戸田恵子さん、「有頂天ホテル」で演歌歌手・徳田(西田敏行さん)のマネージャーを演じた役者さん。 といっても、今回は唐沢さん以外は出演時間が若干短めなのだが。 
 「有頂天ホテル」のようなにぎやかというわけでもなく、シリアスなのとも違うがお茶の間で温かいお茶をすすりながら見たくなる映画である。
 1組の夫婦が念願の一戸建てのマイホームを手にするまで,そのマイホームが,何もない空っぽの地に立てられてく。 その課程を単調に、随所に偉人の残した言葉yや心に残る言葉が登場する。 「建設中の家に雨が降るといいんだよ、家が根づくってもんだ」という言葉は家にも人にもよい影響を与えてくれる、そしてこの映画で印象深い言葉(格言)だ。 人がこの世に生まれて子供から大人へと成長していくように家も何もないところから立派な家に成長していく。 彼らに「家」は主人公たちの間に起こる出来事やドラマを見守りながら家となるわけで、「家」もキャラクターの一員なのだ。
 古くからのやり方にこだわる大工とアメリカ様式のこだわる(建築の)デザイナーがいる。 両者とも希望をかなえるために、自分の考えを曲げない似たものどうしだったのだ。 それがゆえに二人はぶつかりあうけれど,ぶつかりあっていくことで得るものがあることがわかる。 だから“その時”をむかえたとき、さらにおもしろくなっていく。
 芸人さんがドラマに進出するというのが最近多くなってきていて、その中でもぐっさん(山口智充さん)、宮迫さん、うっちゃん(内村照良さん)などが注目をあびている。 
 今回この映画ではココリコの田中さん。お人よしで ちょっと頼りない役だけど,中々おもしろい。 映画の中で田中さんの良さ・個性がそのままの味で活かされている、料理で言うなら“素材の新鮮さを味わうために、素材そのままを活かす”だ。 それにプラスして、三谷ワールドならではのキャラクターという,魅力がある。 
 「みんなのいえ」じたいについて考えてみると 依頼主である夫婦だけでなく、「家」ができるまでにかかわった人々の物語がそこにある。 だから“みんなのいえ”なのだ。 
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by jd69sparrow | 2006-02-14 19:52 | 映画タイトル ま行

マイノリティ・リポート

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 「マイノリティー・リポート」それは起こるはずのない,ほんの一部の異例の予言と言ったところか。
 今から少し遠い未来の世界、アメリカでは犯罪の数が今よりさらに急激にアメリカを覆いつくされてしまうほど増加していた。 そこで政府は一つの奇跡的な方法にたどり着く。 それは犯罪が起きる前にそれを阻止することだった。 理想的な世界(社会)が実現し、犯罪を事前に防ぐという完璧なシステムを築きあげ、アメリカに安全と平和が訪れるはずだった、いや 訪れたはずだったが...
 トム・クルーズスティーブン・スピルバーグ監督のタグが実現された。そしてそこにはもう一人コリン・ファレルが加わった。 
 主人公ジョン・アンダートンは犯罪防止局のチーフで今で言う警察の一員だった、つまり“追う側”だったが、ある日を境に追われる身となってしまう。 逃れようのない運命なのか、それとも誰かにより仕組まれた陰謀なのか。 ある事実により追われる身となったジョンは自分の未来を変えるべく 見えない敵に戦いを挑んでいく。
 ストーリーは全く読むことのできない未来の世界。 実際に未来がどうなるかはわからない、しかし 様々なカタチでどんどん発展していく今、そんな未来が絶対にないとは言い切れない,とどまることなく進み続ける。  
 ジョンは予知された絶対の未来の真実を確かめるのため,知るためにいかなる障害を乗り越え危機にさえ正面から立ち向かって、目の前にせまってくる追う者たちから逃げつつも抵抗をみせる。 その先にあるものねいあるものはいったいなんなのか?
 「映画は未来を予言するもの」という言葉がある。 今では想像できないハイテクな世界、人々が今のように苦労もなく、苦労知らずの世界,それは別世界のように見えるが、いつかきっとこの映画の時代設定のようなより苦労しないですむ世界、苦労知らずの世界は現実化していくのかもしれないという考えが頭によぎる。
 ノンストップに未来のイメージが次々と人に知れ渡り、あるときはカタチあるもの、ある時はカタチないものになるなどどちらに転んでもおかしくない。
 トムといえばイコール“アクション”になるとも限らないのだからアクションと思っていたが、“未来サスペンスとも言うべきか。 
 ジョンがたどる道の行く末、そしてその先に見えてくるものとは? その先に見えてくるものとは? 
 
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by jd69sparrow | 2006-02-02 01:05 | 映画タイトル ま行

マスク・オブ・ゾロ

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 現在公開中の映画"レジェンド・オブ・ゾロ”では「これぞアクションの原点!」だとうたっている。 まさにそのとおりだ。今のアクションといえば、いろいろな部類に分かれており、SFアクション、コメディアクション、サスペンスアクション、ホラーアクションなど何か別のジャンルとあわさっていることが多く見受けられる。 本来ならば、ヒーローがいてヒロイン,悪役がいて、ヒーローが悪を倒していくというものだ。 もちろん、他のジャンルにあわさったアクションの進化形はおもしろい。 しかし時には原点にもどることも必要であると私は思う。 「マスク・オブ・ゾロ」はその条件がそろっている映画だ。 まず悪どいお偉いさんがいる。それに海外で多く、そして長期にわたり奴隷制度があり その制度が今よりずっと多く行われた時代がこの話の設定とされている。 製作総指揮はなんとスティーブン・スピルバーグ。 思いもよらぬところ巨匠ありだ。
 今回の第1作目は主人公アレハンドロのゾロとしての成長を描いている。 市民の英雄ゾロは、人々のために支配者たちの魔の手から救うのだ。
 アントニオ・バンデラス(アレハンドロ・ムリエタ/ゾロ)、アンソニー・ホプキンス(アレハンドロの師ドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ/ゾロ)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ドン・ディエゴの実の娘エレナ)が主として登場するわけだが、3人が3人輝いている。
 バンデラスはもってこいの役柄で、彼の出演した映画でベスト3をつくるとしたら「マスク・オブ・ゾロ」を入れないわけにはいかないというほど、彼のスパニッシュ魂が活かされていると思う。 “ゾロ”として、あるいは上流階級の紳士として、たびたび作品中でイメージチェンジをするのだg、ルックスでいくと、紳士として登場するときで ショートより少し長めの髪をオールバックにし、ちょび髭。 この瞬間、現代ものだけでなく時代ものでもバンデラスがはえると確信した」。 総合してみると やはり“ゾロ」。帽子かぶっていていもいなくても、“ゾロ”の魅力は変わらない。 しかしどちらかと言えば帽子をかぶらずマスクを出しているときだろうか。 マスクから見える目だけでセクシーなオーラをはなっているようで。
 一方、アンソニー・ホプキンスも負けてはいない。 ホプキンス自身の声と吹き替えにされている声にギャップがないのだ。 もちろん、役者としても渋味のある英国の紳士で名優であり、主にクラシック系の映画に出演されているとき、その存在感は大きい。 今までは悪役のイメージが強かったが、英雄や上流階級の紳士役などの“善”や役のイメージが最近では強くなってきた。 あまりホプキンスの出演作品は見たことがないが、知っている中で一番渋くてかっこいい。もみあげがり、野生味のある衣装でびしっときめたスタイル メガネをかけ、豪邸につとめる執事風のスタイル、どちらをとっても」自然」とあう。
 キャサリンは、この話でヒロイン。 「トゥームレイダー」のようにヒロインが主観的になるものは別として、戦えるヒロインというのは珍しく、ストーリーをより盛り上げる要素だ。ただ助けられるだけだと思いきや、実はできるという意外さ、ドレスを身にまといアクションをこなすかっこ良さがあるからである。
 今は、CGなどを使い人間技ではないような現実からちょっと離れたような未来ヒーロー者が多い。 それらに比べると「ゾロ」には,現存はしないものの アクションにリアリティが何よりもあるヒーローだ。 だからこそ、新鮮味があるのだ。 この映画を見て、舞台(この映画の)は違うかもしれないが、スペインの情熱という魅力に惹かれてしまう。
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by jd69sparrow | 2006-01-30 01:37 | 映画タイトル ま行

Mr.&Mrs.Smith

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 一説によると邦題は鈴木夫妻という候補があったらしい。 定かではないが,それは確かに日本人の苗字で多い“鈴木さん”はアメリカでは“Smith”に相当するという説は納得しがたいものではない。
 しかし、ハリウッド映画に日本を代表する規模と思われる“鈴木さん”からとって“鈴木夫妻”というのは何か違うような気がする。
 ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの2人がこの映画の主役なのだ。 ブラットは「オーシャンズ12」(ジョージ・クルーニー主演の道楽?映画)以来であり、アンジェリーナは「アレキサンダー」(コリン・ファレル主演の歴史巨編)以来だろうか。
 ジャッキークラスとまではいくかどうかわからないが、ブラットはジャッキーと同じくコメディタッチなアクション映画がいたについてきている。 ウィル・スミスのように。 一方、アンジェリーナはといえば,いらんなジャンルに出演しており、“アクション女優”にふさわしい最初の人だと思う。彼女はブラットを始めとする,アクション+コメディに出演される役者の仲間入りを果たしたのだ。
 この映画は個人的にある意味で「鬼嫁日記」(今年の秋から冬にかけてフジテレビで放送された,観月 ありさとガレッジセール・ゴリ主演の連続ドラマ)である。 なんとなく重なる部分が見られたのだ。 決して容赦しない厳しさと信念がある,妻ジェーンは 夫ジョンに劣らぬ強さを持ち,ジョンより勝っているような気がする。 2人が持つそれぞれの秘密を除けば、鬼嫁とその嫁により尻をひかれている夫とも思える。
 この映画でより、コメディセンスに磨きをかけているブラットは常にユーモアを持ち、観るものを笑わし、そしてひきつけるという才能の持ち主なのではなかいかと思う。 ボケと言っていいのかわからないが、時折ナイスなボケを見せる。 そのようにボケたり、うまいジョークを飛ばしたいりする。 それが多ければ多いほどこの映画もおもしろくなってくるのだ。
 アンジェリーなのセクシーさは天下一品! 衣装の中には「トゥームレイダー」(アンジェリーナが主演した,主人公ララ・クロフトが活躍するアメリカの人気アクションゲームを映画化したもの)を連想させられる。 隙を見せず、恐ろしくもあるジェーンは、アンジェリーナ以外は考えられない。
 2人の衣装はびしっと決まっているものから、おもしろく ちょっと意外なものまでがあり、最終決戦の衣装が特にそうだといえる。
 ジョンとジェーンのからみでは、ダンスではないけれど、ダンスのような立ち居振る舞いがあった、容易に見えて容易ではないではないようである。
 “あぶない刑事”ならぬ“あぶない夫婦”だ。 ブラットがボケでアンジェリーナがツッコミという漫才のようにも思える。 ジョンのアバウトさ、ジェーンのぬかりのなさ,最高である!! 2人は名コンビ、そしてなんだかんだ言って長く付き合える仲のようだ。
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by jd69sparrow | 2005-12-26 10:16 | 映画タイトル ま行

ミスティック・リバー

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 「ミスティック・リバー」とは3人の男を主人公とした物語である。 ショーン・ペン(「アイ・アム・サム」・・・障害を持つ父親とその娘との親子の絆を描いた感動作)、ケビン・ベーコン(「インビジブル」・・・透明人間になることで狂人と化したスリラー)、ティム・ロビンス(「ミッション・トゥ・マーズ」・・・「フォーゴットン」のゲイリー・シニーズ主演のSFロマン)の3人の俳優が主演した映画なのだ。 しかもその顔ぶれは実力派ばかりで、監督であるクリント・イーストウッドもその一人だ。 そのバックにはキアヌ・リーヴス主演の「マトリックス」シリーズのモーフィアス役が印象的なローレンス・フィッシュバーンや、ジェラルド・バトラー主演のクラシック系映画「オペラ座の怪人」で歌姫・クリスティーヌを見事に演じた,若きハリウッド女優 エミー・ブロッサムがいる。
 監督であるクリントは名優としてだけでなく,実力ある監督としても有名であり、「ミスティックリバー」では音楽も手がけている。 そして今年公開された彼自身とヒラリー・スワンク主演で,「バットマン・ビギンズ」のモーガン・フリーマン共演の「ミリオンダラー・ベイビー」(アカデミー賞を受賞した、感動作)でも監督・音楽を手がけその実績を残している。
 ミステリー映画でありながらも観る者の心をつかむものがある。今まではクリントが手がけた,あるいは出演した映画は全くと言っていいほど見なかったが、こうして実際見ると、彼の実力すごさがよくわかる。 こんなにも素晴らしいものが作り上げられるのかと。(「ミリオンダラー・ベイビー」がビデオ化されたらチェックしたいと思う。
 この映画のジャンルのようなミステリー系のおもしろさといえば(当たり前なことかもしれないが)、推理することそして謎が解ける楽しさだ、それが十分に堪能できる。事件を追う捜査官(刑事)と一緒に推理していくのだ。
 ショーン演じる“ジミー”は“ボス”(映画の中でこのように呼ばれることはないが)という呼び名がふさわしい男前な人で、ティムが演じる“デイヴ”は人のいい,善き父親、そしてケビン演じる“ショーン”はキャリア風の刑事である。
 ここで注目したいのはケビンだ。 彼が主演した映画で唯一見たことがあるのは「インビジブル」なので悪役のイメージが強かった(ちなみにテレビ放送で見たので吹き替え版。 声を担当したのはホーム・ドラマ「愉快なシーバー家」のジェイソン?役の安原 義人さん)。 3人(ショーン、ティム、ケビン)の中では一番早生まれ(年上)であり、また一番若々しいのもケビンなのだ。
 彼(ケビン)の声はキアヌ(・リーヴス)と雰囲気が似ていて、そして低めの声がピンポイント(=ハンサム)である。そして瞳もかっこいいというかむしろ綺麗だ。 (短髪で、)スーツでびしっとキメた刑事がマッチしている。 全体としてかっこいいと思う。 役柄も申し分なく良いところ。
 (話は変わるが)あと、印象に残ったのは、映画の中に多く出てくる,ジミー(ショーン・ペン)のタトゥー。 それは(本物かどうかはわからないが)とても鮮明に刻まれているからだ。 ジョニデの腕にあるタトゥーもかなりきれいだが、彼(ショーン)の背中などにあるそれもきれいだった。
 映画はとても内容がまとまっていて、複雑すぎるということなく とてもおもしろいと思った。
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by jd69sparrow | 2005-11-01 01:58 | 映画タイトル ま行

モナリザ・スマイル

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 1953~1954年のニューイングランドを舞台にした学園ヒューマンドラマ。 主演は「プリティ・ウーマン 」シリーズや「エリン・ブロコビッチ 」のジュリア・ロバーツ、彼女が演じるのはアメリカのカルフォルニアからやって来た,名門ウェルズリー大学という女子大の優等生ぞろいのクラスの美術史を受け持つことになった キャサリン・ワトソンで、キャサリンのもとで美術史を学ぶ生徒役には、子役時代から映画に出演し,アメリカの人気コミックを映画化した,「シービスケット 」のトビー・マグワイア主演の「スパイダーマン 」シリーズでヒロインを演じている キルスティン・ダンストに (こちらも人気のある,)小説を映画化した,「ブラザーズ・グリム 」のマット・デイモン主演の(サスペンス)アクション映画「ボーン・アイデンティティ 」に出演したジュリア・スタイルズ、「アダプテーション 」でニコラス・ケイジ(「ナショナル・トレジャー 」)と共演したマギー・ギレンホール、そしてジェニファー・グッドウィンがいる。
 ジュリアが出演した数多くの映画で印象に残るのは“big smile”!彼女の笑顔はいつも心の中に残る。今回の「モナリザ・スマイル 」でもその素敵な笑顔をうかがうことができる、そして同僚に“モナ・リサ(モナリザ)”と呼ばれるのには些細な一言であるとはいえ、この映画の中では何か、大きな意味をもたらしているようである。つまりはこの映画におけるキーワードということなのだろう(タイトルにもなっているので当たり前かもしれないが)。
 「モナリザ・スマイル 」はキャサリンだけのストーリーではなく、言うならば 先生とその生徒一人一人の人間模様をテーマにしたストーリーなのだ。キャサリン(ジュリア)、ベティ(キルスティン)、ジョーン(スタイルズ)、ジゼル(マギー)、コニー(ジェニファー)を中心としたドラマである。
 女性が大学へ行かなかった時代から女性が大学へ行くことが認められ始められたばかりの時代で、ウェルズリー大学に通う生徒は親のしいたレールの上を歩き、後半になる頃にはほとんどの生徒の結婚が決まっている、そしてそんな彼女たちは教科書や参考書に書かれたことだけが全てでも言うような現代でいうマニュアルな人々なのだ。 そこにキャサリンという(彼女たちの知らない)風が吹き、そんな自分のやりたいことができない生徒たちの前に立つ大きな壁を打ち砕いていく様子がおもしろい。 
 私が「モナリザ・スマイル 」を知ったのはこの映画のノベライズ(?)本である。こちらもとても中身があって感動的で楽しく、映画はノベライズ本で持った期待どおりのとてもおもしろい内容だ。
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by jd69sparrow | 2005-10-22 00:05 | 映画タイトル ま行

Mr.インクレディブル

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 ディズニー映画「トイ・ストーリー」や、「バグズライフ」、「モンスターズインク」、「ファインディング・ニモ」を手がけたピクサーによる大人気映画。 私は公開していた当時、見に行かなかったのだが、おもしろいと聞き見ることになった。 見てみると 想像をはるかに超えるおもしろさがそこにはあった。 子供から大人まで楽しめる内容だ。 まず最初に気づいたのは吹き替え版にあの宮迫さんがいたことだ。 彼はお笑い芸人としても活躍し、今では役者業もこなし まさにマルチな芸能人である。 その彼が今度は声優として映画に出演している。 まだ、吹き替え版は見ていないが きっとあっているにちがいない。  
 ストーリーは特殊能力を持つ一つの家族が悪を倒すヒーローもの、そして家族の絆を描いている。 複雑なことなしに ひたすら楽しめる、最後まで見る人に希望を与えると同時に 「次はどうなるんだろう?」とストーリーが展開するにあわせてわくわくさせてくれるのだ。
 家族一人一人がそれぞれ異なる特殊能力を持っている。 それぞれが誰もが欲しくなるような能力なのだ。 私はもし持つことができたなら長女ヴァイオレットの能力がいいと思う。
 インクレディブル達と共に悪に立ち向かうヒーロー,フロゾンを忘れてはならない。彼の特殊能力にも目を見張るものがあり、私はこの映画のヒーローの中で彼が一番好きだ。頼もしい味方であり "クール” に敵を倒すところが魅力的だ。 
 そして最後の最後に意外な展開がv 最初から最後まで失われることのない この楽しみこそが「Mr.インクレディブル」の一つの隠し味ではないだろうか。 アニメ映画を見たことがない方もぜひぜひ見てください、とても見る価値ありの最高の映画です。
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by jd69sparrow | 2005-09-18 17:41 | 映画タイトル ま行