マスク・オブ・ゾロ

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 現在公開中の映画"レジェンド・オブ・ゾロ”では「これぞアクションの原点!」だとうたっている。 まさにそのとおりだ。今のアクションといえば、いろいろな部類に分かれており、SFアクション、コメディアクション、サスペンスアクション、ホラーアクションなど何か別のジャンルとあわさっていることが多く見受けられる。 本来ならば、ヒーローがいてヒロイン,悪役がいて、ヒーローが悪を倒していくというものだ。 もちろん、他のジャンルにあわさったアクションの進化形はおもしろい。 しかし時には原点にもどることも必要であると私は思う。 「マスク・オブ・ゾロ」はその条件がそろっている映画だ。 まず悪どいお偉いさんがいる。それに海外で多く、そして長期にわたり奴隷制度があり その制度が今よりずっと多く行われた時代がこの話の設定とされている。 製作総指揮はなんとスティーブン・スピルバーグ。 思いもよらぬところ巨匠ありだ。
 今回の第1作目は主人公アレハンドロのゾロとしての成長を描いている。 市民の英雄ゾロは、人々のために支配者たちの魔の手から救うのだ。
 アントニオ・バンデラス(アレハンドロ・ムリエタ/ゾロ)、アンソニー・ホプキンス(アレハンドロの師ドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ/ゾロ)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ドン・ディエゴの実の娘エレナ)が主として登場するわけだが、3人が3人輝いている。
 バンデラスはもってこいの役柄で、彼の出演した映画でベスト3をつくるとしたら「マスク・オブ・ゾロ」を入れないわけにはいかないというほど、彼のスパニッシュ魂が活かされていると思う。 “ゾロ”として、あるいは上流階級の紳士として、たびたび作品中でイメージチェンジをするのだg、ルックスでいくと、紳士として登場するときで ショートより少し長めの髪をオールバックにし、ちょび髭。 この瞬間、現代ものだけでなく時代ものでもバンデラスがはえると確信した」。 総合してみると やはり“ゾロ」。帽子かぶっていていもいなくても、“ゾロ”の魅力は変わらない。 しかしどちらかと言えば帽子をかぶらずマスクを出しているときだろうか。 マスクから見える目だけでセクシーなオーラをはなっているようで。
 一方、アンソニー・ホプキンスも負けてはいない。 ホプキンス自身の声と吹き替えにされている声にギャップがないのだ。 もちろん、役者としても渋味のある英国の紳士で名優であり、主にクラシック系の映画に出演されているとき、その存在感は大きい。 今までは悪役のイメージが強かったが、英雄や上流階級の紳士役などの“善”や役のイメージが最近では強くなってきた。 あまりホプキンスの出演作品は見たことがないが、知っている中で一番渋くてかっこいい。もみあげがり、野生味のある衣装でびしっときめたスタイル メガネをかけ、豪邸につとめる執事風のスタイル、どちらをとっても」自然」とあう。
 キャサリンは、この話でヒロイン。 「トゥームレイダー」のようにヒロインが主観的になるものは別として、戦えるヒロインというのは珍しく、ストーリーをより盛り上げる要素だ。ただ助けられるだけだと思いきや、実はできるという意外さ、ドレスを身にまといアクションをこなすかっこ良さがあるからである。
 今は、CGなどを使い人間技ではないような現実からちょっと離れたような未来ヒーロー者が多い。 それらに比べると「ゾロ」には,現存はしないものの アクションにリアリティが何よりもあるヒーローだ。 だからこそ、新鮮味があるのだ。 この映画を見て、舞台(この映画の)は違うかもしれないが、スペインの情熱という魅力に惹かれてしまう。
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by jd69sparrow | 2006-01-30 01:37 | 映画タイトル ま行

たそがれ清兵衛

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 主人公・清兵衛を演ずるは真田広之さん、指揮をとるのは山田洋次監督。武士の世の末期の話と見る。
 1人の平の武士のまっとうした半生を描いたドラマである。 “静”という1文字の漢字が当てはまる、そんな日本映画だ。 人々からは“たそがれ清兵衛”だとか“たそがれ”と呼ばれていた。 清兵衛は年老いた母親と娘たちのため(少し前には病気の奥さんのためにも)毎日,一日の務めが終わる“黄昏”時になると帰って,家族につくすという彼の日課から付いた呼び名である。
 山田洋次監督が作り上げたこの時代劇は 最近のようにどこか現代チックな時代劇ではなく、時代劇らしい時代劇だ。 フィクションであっても、武士の時代があった事実がリアルに演出されている。 まるで それは観る者をその時代に導いているというか、その時代に自分自身がいるような感覚を味わせてくれる。
 清兵衛という男の暮らしぶりに人はみな不幸だのなんだのと言う。 しかし、清兵衛は貧しく,家族3(4)人を養う忙しい日々に幸せを感じているよう。 
 ただ刀の腕があるだけが武士ではないとこの映画は伝えようとしているのだと思う。 清兵衛のような器を持った者こそが真の武士と言えよう。 武士の時代と言えば、切腹がふつうにあった時代。 自ら、自分恥じたり、自分にけじめをつけるために切腹という道を選ぶのは武士としての立派な最期なのかもしれない。 しかしこの時代は身分が高いものが自分の部下に切腹を言い渡したり命じたりすることも常だったようだ。 それに対し、清兵衛は疑問を感じていた。「だからこそ」と言ってよいものかはわからないが人を切るということを嫌ったのだと思う。
 彼(清兵衛)は信念が強く、優しすぎる武士。 そんな真面目な人が、想い人である,ともえ(宮沢りえ)という女性との再会の時の反応はおもしろいものだった。
 もちろん、時代物なので 刀を振り回し、戦うシーンがある。 真田さんんは刀の使い方、立居振る舞いはおてのもの。 静かな動き・演技は武士そのものではないだろうか。 真田さん自身が武士なのではと思った。
 時代劇らしい時代劇はほとんど見たことがなかった。 時代劇らしい時代劇であるからこそ,おもしろさが一味違うのだ。 そして1つの国の時代物映画・ドラマなどはその国にしか リアルに表現できないように、日本の時代劇は日本人にしか、忠実に再現・表現することはできない。
とても素晴らしい映画だ。
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by jd69sparrow | 2006-01-29 17:27 | 映画タイトル た行

プライドと偏見

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 コリン・ファース(「ブリジット・ジョーンズの日記」)主演のドラマ「高慢と偏見」はご存知だろうか。 放送されていたのは95年のテレビシリーズである。 そして舞台(今回の出演者の1人 ベネット家に嵐を呼ぶ?ウィッカム役ルパート・フレンドはその舞台版で,主要人物で、ドラマ版では主人公で上流階級で地主でもあるダーシー氏を演じている。 同じ作品で正反対な性格の二人を演じているというのはおもしろい)。 イギリス文学史に名を残した作家ジェイン・オースティン原作の文学作品がドラマ化、舞台化、さらには映画化されるというのは大変珍しく、はっきり言ってすごいといしかいいようがない(別名「自負と偏見」)。 ジェインは「エマ」という作品でも有名だ。
 テレビシリーズとこの映画版とを比較してしまう。 テレビシリーズではコリン・ファースがダーシー氏を演じているが、おもしろいことに「ブリジット・ジョーンズの日記」での役と名前が同じなのだ。 そしてもう一つおもしろいのは、映画版を見てもわかるように「ブリジット~」の主人公ブリジットと ダーシーとのやりとりと、(映画版では主人公の)ベネット家・5人姉妹の次女エリザベスとダーシー氏のやりとりに重なるところだろう。 
 現代、作られた「ブリジット~」と今から約200年前(1813年)つまり、19世紀の作品とが同じおもしろさの要素が盛り込まれているというのはとても興味深いところ。 「高慢と偏見」の現代版が「ブリジット~」と言ってもおかしくはない。というのは「高慢と偏見」現代風にアレンジされたという話があるからである。19世紀に活躍した女性による作品をこうして現在でも楽しむことができることは“素晴らしい”の一言だ。 ちなみにあとでわかったことだが、「プライドと偏見」(“高慢と偏見”)は「ブリジット~」のスタッフの方々とは同じらしい。 
 全く新しいキャスト陣が組まれた。主人公エリザベスを「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ、その父親ベネット氏を「コールド・マウンテン」のドナルド・サザーランド、エリザベスの相手役の無口で紳士なダーシー氏を、イギリスの舞台などで活躍中のマシュー・マクファディン、ベネット家の長女ジェーンを「ダイ・アナザーデイ」のロザムンド・パイク、ダーシー氏の叔母キャサリン夫人役にはクラシック系の映画に多く出演されている名女優ジュディ・デンチ
 多少カットされたり、細かい背景などが変わっているところもある。そして原作が古いので幅広い年齢層にまだ広がっていないかもしれないが、昔の文学作品が現代につながっているとよくいうが、まさにそのとおりであり、ストーリーはとても奥深く その中には筆者の強いメッセージがある。 さらに、イギリスの田舎町が舞台というのも魅力的。 美しい大自然が広がり、そこにはそれにある芸術的な住まいが並び、そして屋敷がそびえたっている。 それこそ、絵画のよう。
 5人の娘がいるベネット家、上流階級の紳士ダーシー氏やビングリー氏、身分違いの恋、主人公たちはその中に、自由な愛を求めるのだ。 論争の場面もまた見所の一つ。
 最後まで見逃せないし、先読みできないおもしろさがまたポイントだ。
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by jd69sparrow | 2006-01-28 10:30 | 映画タイトル は行

評決のとき

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 映画を見たきっかけはジョエル・シューマッカー監督作品という点に興味をそそられたからである。
 マシュー・マコノヒー、サミュエル・L・ジャクソン、ドナルド・サザーランド、サンドラ・ブロック、ケビン・スペイシー、そしてキーファー・サザーランド。とても意外な顔合わせだ。それぞれが違ったタイプの映画に出演された役者さんだからである。
 これは1人の黒人の男性と白人の弁護士の葛藤を“法”を背景に描かれている。 主人公ジェイク(マシュー・マコノヒー)は友人のカール・リー(サミュエル・L・ジャクソン)の無罪を勝ちとるため、自分の想いに対する無罪を証明するために 無罪を打ち消そうとする検察官(ケビン・スペイシー)たちのしかける巧妙な罠に立ち向かっていく。
 この映画はとても現実味をおびた、現代社会がかかえる問題や、アメリカ社会に多く見受けられる人種差別の深刻さを観る側になげかけているのだ。 前者の問題は決してアメリカだけの問題ではなくここ日本でも広がっている身近な問題であり、他人事とは言い切れない。
 カール・リーが受ける仕打ちはとても偏見に満ちたものであり、どんどん窮地に追い込まれていく。 そして、彼を弁護するジェイクも同時に窮地に立たされていくのだ。
 最大のポイントはカール・リーのとった行動に対する共感。 100%正しいとは言えないけれど、その行動に至るまでの心境を自分自身におきかえたとき それに共感をえるだろう。
 法廷には弁護士、検察官、裁判長、陪審員などがいる。 “法”が1つのテーマとしてとりあげられるものの多くは弁護側か検察側のどちらかをメインに取り上げられる、特に弁護側。 今回はこちら(弁護側)に軸がおかれる。 法廷では両者(弁護側と検察側)の壮絶な闘いが見れる。 敵となるどちらか片方はとことん悪に見えてくる。 この映画では事細かにその悪が浮き彫りにされている。 こういう言い方よいのかはわからないが、善と悪の立場がはっきりとわかれている。 交互に彼らの主張が続けられ、善とされる立場が悪とされる立場におされ、その後の挽回あるいは反論していくさまはとても総会である。
 思うにシューマッカー監督は心に響く、1人の人間の想いのつまった主張を表現することにおいて達人であり、テクニックをとてもうまく駆使している、すごい! 「フォーン・ブース」でもわかるように。 (「フォーン・ブース」の感想とかぶるかもしれないが)主人公が、自分がしてきたこと 自分の中にある偏見など、できる限りのすべてをリセットすると同時に、人々にそれを告白し,呼びかけている。 その言葉一つ一つは私たちに向けた原作者、また
製作者の方々からのメッセージであり、教えのようで、考えさせられる奥の深いものだと想う。
 だから、主人公の語る言葉に耳を傾け、心を開き そこに刻むべきなのだ。
 「評決のとき」(“Time to Kill”)と題されているように、評決された場面こそ最大の見せ場であり、見所と言える。 “その時”を迎えたとき、主人公や主人公を支えた人々の気持ちが伝わってくるのである、
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by jd69sparrow | 2006-01-27 18:36 | 映画タイトル は行

THE有頂天ホテル

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 三谷幸喜さんが監督をつとめる映画は今回初めてだが、とても三谷さんらしい世界がここに広がっている。ドラマは今までにいくつか見た事がある。代表的なのはなんといっても「古畑任三郎」。これは長年愛され続けている国民的ドラマだ。「古畑拓三郎」という木村拓哉さん主演のコントにもされるほど。他には(ドラマでは)「合言葉は勇気」、「HR」、「新選組!」,映画では「みんなのいえ」や「笑の大学」などがある。基本的にはコメディチックな作品が多い中、「新選組!」のようなシリアスに近いものがあり、三谷さんのレパートリーは幅が広い。
最初に目をひいたのは豪華なキャスティング。しかも100%監督が望むキャスティングというのは中々ないのではないだろうか。 出演者の多くは三谷作品に一度,あるいは何度も顔を見せる常連の人もいる。主要人物が多いとたびたび一度共演した役者さんどうしが顔合わせすることがある。今回は「新選組!」の共演者が勢ぞろいしている。香取慎吾さん、佐藤浩市さん、戸田恵子さん、生瀬勝久さん、オダキリジョーさん、川平慈英さん、そして伊東四朗さん。「新選組!」でいうと近藤勇(香取慎吾さん)、芹沢鴨(佐藤浩市さん)、斎藤一(オダギリジョーさん)、壬生浪士組の拠点となった八木低の主人(伊東四朗さん)などである。これほどまでにドラマの共演者が揃うというのもまたすごい。
 この映画に三谷さんがかけたものはとても壮大で魅力あるものだった。このおもしろさは三谷さんだからこそ表現できるのだろう。 彼の経験や今までの作品もこの映画に大きく影響しているそうだ。そして、徹底したこだわり。こだわりを追求したからこそなしえたエンターテイメントなのだ。 そしてもう一つは三谷さんの楽しみへの探究心が作る側も観る側も楽しむことを可能にしたのだと思う。
 様々な登場人物、“ホテルマン達とワケありな客”のそれぞれのエピソードがバランスよくまとまっており、サブストーリーもまた見所の一つ。隠された仕掛けを探すのもまたこの映画を楽しむポイントだ。 観る人は両手でかかえるほどたくさんのプレゼントを贈られた気分になることだろう。一度にいくつもの贅沢を堪能できるわけだ。
 三谷さんのすごいところは数多くあるけれど、特に実力のすごさを感じたのは役者さんそれぞれの良さをこれどもかと言わんばかりに引き出しているところである。そのため、それぞれの役者らしさが出ているのではないかと思う。
 笑いどころ満載で2時間以上という長さにあきが決してくることはない。それに嫌なことも消し去ってくれるのだ。 笑いどころは常にどこかに隠されており、笑いがたえることはない。舞台はとあるホテル。監督の「ずっと靴をはいていてもおかしくない日常的な場所とういうこだわりがそこにある。迷路のように広大なホテルの裏側が大きく描かれていて,客側では決して知ることがなかった職種を見受けられるのだ。 
 時は大晦日。ホテルの年に一度の大イベントで、そこへいきつくまでにあたり、様々な人々のエピソードが交差し、人間模様が見えてくる。 そう、この映画はコメディでありドラマ(ジャンルとしての)なのである。
 注目したいのは佐藤浩市さんと唐沢寿明さん。まずは佐藤浩市さんについて。番長的な役、無口で男前な役などシリアスな役柄のイメージが強い。 もちらおん「有頂天ホテル」でも、ほとんどそのイメージどおりの役だが、今までにはないおもしろい,そして意外なシチュエーションが嬉しい。 佐藤さん自身、他の出演者の方々のようにはっちゃけたかったとか(笑)
 唐沢さんはトーク番組で見受けられる印象がそのまま映画の中に生かされている。そして一九分けされた髪型。「カツラか?それとも地毛か?」という疑問が最初に思い浮かべられる。唐沢さんはやる男、いや,やる役者だと思った
 あと、オダギリジョーさんの意外すぎるキャラクターにかなり驚いた。真面目な役でありながらちょっと天然を感じさせる隅に置けない存在である。
 はじめからおわりに至るまで1秒たりとも見逃せない。幕明けもよければ幕が閉じるところもうまくまとまっている素晴らしき「THE有頂天ホテル」。映画中に挿入される歌にも注目してほしい、なぜならそれが物語を動かすポイントだからである。見ごたえあり!!
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by jd69sparrow | 2006-01-25 23:29 | 映画タイトル あ行

My 注目・映画ランキング~その2~

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 No.1 「レジェンド・オブ・ゾロ」) アントニオ・バンデラス(「スパイ・キッズ」シリーズ)主演、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演の「マスク・オブ・ゾロ」の続編がなんと公開決定!前回より情熱的かつセクシーな“ゾロ”が期待できるだろう。 前作「マスク・オブ・ゾロ」のテレビ放送も間近にせまっている。この冬、一番の注目映画だ。 いよいよ今週土曜日 公開!!


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No.2 「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
  この映画のC・Sルイス原作の全7巻からなる児童文学であるが、“不思議の国”ナルニア国の世界はとても壮大。 1冊1冊が短めでありながら、想像力豊かにさせられるファンタジー。じゅうじつした内容で楽しめる。 どう美しく映像化されるかが最大のポイントだと思う。 公開は3月4日。


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 No.3 「ミッション・インポッシブルⅢ
 トム・クルーズ(「宇宙戦争」)主演の人気スパイアクション映画「M:I」シリーズの3作目! 毎回 トムのマッチョなボディとハードなアクションが光る。 2作目から実に10年近くたっているのではないだろうか。 そしてガンアクションが今回も炸裂か。 公開は7月8日、真夏の公開☆
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by jd69sparrow | 2006-01-20 01:03 | インフォメーション

オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

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おバカ映画「オースティン・パワーズ」シリーズ第3弾、「ゴールドメンバー」。“ゴールドメンバー”が登場人物の名前であることには驚かされた、ストーリー的にも驚かされた面があったが。有名ハリウッド俳優がたくさん出演していると聞いたので“ゴールドメンバー”とはそれを指しているものと思っていたからだ。
トム・クルーズ、ケビン・スペイシー、グウィネス・パトロウ、ジョン・トラボルタなどなど。 メインキャラクターとしてビヨンセが加わるなど豪華キャスト陣が集ったのである。
主演のマイク・マイヤーズが一人何役もこなすというのがすごい。オースティン、ドクター・イーブル、ファット、ゴールテドメンバーなど。  「フルハウス」のジョーイ、ジム・キャリー、エディ・マーフィなどバラエティにとんだ吹き替えをこなす山寺 宏一さんが吹き替えをされるわけだが,今回も素晴らしい。 おそらくオースティン(マイク)の吹き替えをこなせるのはこの人しかいないだろう。 それほどすごいのだ!
 そして尋常ではないハイテンションとキャラクター性がおもしろい。 忘れてはいけない登場人物といえばミニ・ミー! セリフがないがその存在は忘れがたい。マスコットキャラクターのような可愛さと、アタマのキレの良さ、ユーモアなど魅力に満ちあふれている。そんなミニ・ミーは今回はイメージチェンジをするのは予想外でありツボだ。シリーズ中で特に活躍するというか 多く登場するのがうれしいところ。
今回も下ネタ満載! 一番強烈に残るのはファットの力士としての登場シーン。 もちろんその舞台は日本(東京)。 とはいえ、現在では相撲は国際的になっているため、日本に限定していいものではないかもしれないが。 国技館内は日本の要素を取り入れつつも、どこか洋風な感じがした。 しかし、しかし力士が挑む相撲はかなりパワフル。
 オースティンとミニ・ミーとの下ネタのようで下ネタでない?シーンがおもしろい。 これは前回の「オースティン・パワーズ デラックス」にもあったお決まり的なシーン。 とてもうまくできていると思う。 これが見たままだとかなりのものだろう。 
 “オースティンズ・ワールド”。 背景がとてもカラフルで、地味と言う言葉が存在しないのではないかと思われる世界。 というか“オースティンの辞書に地味という言葉はない”である。 特にオースティンの豪邸と思われるところはまぶしいくらいだ。 原色から中性色まで様々。それはとてもオースティン色といっても良いくらいオースティンとあっている。 
 (オースティンが)タイムスリップした世界も然り。 人々のスタイル(ファッション)が今とひけをとらないと思う。 現在と過去の両方が色鮮やか、ストーリーも背景も楽しめるコメディ映画だ。 
 
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by jd69sparrow | 2006-01-07 10:30 | 映画タイトル あ行

ジョー・ブラックをよろしく

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 ブラット・ピットが出演,あるいは主演した映画は数多く見てきたけれど、この映画が一番素晴らしいと思う。 最近ではコメディアクションへの出演などアクションものが多いけれど この映画が一番好きである。
 原題は「MEET JOE BLACK」。 主人公ジョー・ブラックの出会いと生きる意味を探す旅路の物語である。 ジョーの魂はこの世のものではない、しかし 体は現世のもの。 ちょっと奇妙で不思議な感動の物語でもあり、ヒロイン?スーザンの父・ビル(アンソニー・ホプキンス)の天国への旅立ちまでの話でもあるのだ、引用すると(ある意味で)“天国への階段”である。
 現代ものでここまで美しさを感じたのはそうそうにない。 光の当たり具合や登場人物とバックにあるものの見せ方などすごいのだ。 最初の二人が出会ったばかりの頃のシーンとラストシーンとくに綺麗だ。
 名前は明かされないが、スーザンと初めて会ったときの青年とジョー・ブラックはそれぞれ違うタイプだけれど、共通点もあった。 心の底にあるもの、愛にたいしての見方・考え方、そして価値観など。 実体を持たない“ジョー”は人でなくても感情や良心などは人そのもの。 そんな彼の彼にとって別世界での冒険はとてもおもしろい。 初めてのものを見るときの目の輝き、好奇心。 最初の登場シーン(カタチで登場する前)ではどちらかというと悪、あるいは意地の悪い存在に映ったけれど 宿主である青年と同じ強く美しい精神を持った存在だったのだ。 
 ジョーとビルは常に2ショットであり、前半は特に見ていておかしくて(良い意味で) コメディのようなおもしろさがあった。 そのジョーの姿は見方によれば純粋で無垢、それでいて無邪気な少年そのもの。 誰もが“ジョー・ブラック”に惹かれることだろう。
 また、スーザンとのシーンは(特に後半)ロマンティックであり、「タイタニック」以来の甘いラブストーリーだと思う。 最近はわりとラブコメが話題となることが多く、ラブコメ以外は今まで考えられなかったけれどコメディ抜きのラブストーリーの楽しさを改めて知った。 
 見所はまず第一に先ほどもあげたジョーが初めてみるものに触れる時の反応や感動はもちろんだが、ビルとの連携のよさもとても爽快である。
 出会いと別れ、再会、そして“情熱的で心が躍るような愛”、それがテーマだ。
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by jd69sparrow | 2006-01-05 14:12 | 映画タイトル さ行

ジョニデW

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 以前の記事で、「キングダム・ハーツⅡ」というゲームに「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック船長が登場すると書きました。 つい先日 入った情報によると、英語版「キングダム・ハーツⅡ」のジャック船長は本人、つまりジョニデ自身が声を演じ、今年の3月初頭アメリカにて発売,そしてそして待望の「パイレーツ~」の続編も今年の7月初頭にアメリカで公開されるらしいとのこと(本当だったら嬉しい情報です)。 日本でも同じものが発売されて欲しいものです(ゲーム)! 
 それにしてもこのゲームの気合の入れようはすごい。現在発売中の日本語版「キングダム・ハーツⅡ」(もちろん前作も)も多くのキャラクターがそれぞれの映画 公開当時の(声の)キャスティングというのがとてもおいしい☆ ちなみに「パイレーツ」では,少なくともジャック船長はDVD発売当初の声によるキャスティングは同じであることがまず良かったと思う。 しかもCGになった「パイレーツ」の登場人物たちはみんな本人たちにとてもそっくりである。とくにジャック船長とバルボッサは。
 とにかく、日本でのその英語版ゲームの発売、それに「パイレーツ~2」の公開(日本での)公開はいつになるのか(ゲームにおいては発売されることを願い、)待ち遠しいばかれだ。
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by jd69sparrow | 2006-01-05 00:14 | インフォメーション

TIM BURTON’S THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS

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 2005年秋、ティム・バートン監督は「チャーリーとチョコレート工場」に続き、「コープス・ブライド」をここ日本に送った。 「コープス・ブライド」が公開した,10年以上前、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」が公開されたのだった。 「コープス・ブライド」と同じくストップモーション・アニメだ。
 市村 正親さんと言えば、劇団四季をまず最初に連想する。 最近では映画やテレビ番組でも顔を見せる,役者・市村 正親さんがこの映画の日本語版で主人公ジャックの声を演じたのだ。 実際に市村さんの演技を見たことは今までなかったが、いろんな番組に出演されている彼を見て、今回 この映画において吹き替えをどうこなすかに興味を抱いたのだ。 声だけを聞いても素敵だと思ったのである。
 この映画は“ブエナビスタ”映画、つまりDisneyの映画と同じというわけだ。 ディズニーランドのアトラクション(期間限定で)になっているのもご存知の方は多いことだろう。 人気アトラクション“ホンテッドマンション”とのコラボレーションだ。 “ナイトメア”の世界はティム・バートン監督らしい不思議で不気味な面もあるけれど、可愛さもある。 そしてホンテッドマンションがジャック色に染まるのだ。 
 さて、1時間と少しの短めのストーリーだが,それは“ティム・バートン エンターテイメント”と言えよう。 (ある意味で?)でミュージカル調にストーリーが展開されていく。 主人公でハロウィンタウンのヒーローであり、カボチャの王 ジャック・スケリントンをはじめとする登場人物たちがセリフを歌(曲)のメロディーにのせて 言うというか歌っていくのだ。 やはり市村さんの歌声は抜群だった。
 ジャックはガイコツなのに表情豊か。 その顔は可愛くて、子供のような純粋さをもつキャラクターである。 この映画では(歌のシーンで特に)ジャックの喜怒哀楽の感情がとても鮮明に描かれている。 そして 彼の細長い体が自由自在に,それでいて軽やかかつ柔軟に動くさまがなんといっても見所だ。
 “ナイトメア”で注目したいのは町長。 彼はジャックを敬い,崇拝している。 表・裏と2つの顔を持ち、感情によってくるくると頭が回転し、顔が変わる。 その切り替えがおもしろい。 表ははじけたように明るい顔。 裏は青ざめた哀しげに満ちた暗い顔。 どちらかというと何となくだが、裏の顔が好きだ。
 ジャックの3種類の衣装にも注目! おなじみの黒いスーツのようなスタイルと、映画の前半で少しだけ見ることのできるカボチャ男のスタイル、そして“サンディ・クローズ”の衣装を着たジャック。 
 単純明快ではあるが、ジャックが一生懸命“ホリデー”を盛り上げ、そして自分自身も楽しもうとする姿勢がとても楽しいし、そしてそれがストーリー全体を盛り上げている(題名を日本語で直訳すると“クリマス前夜の悪夢”と言ったところだろうか。ブラックな感じがするこの題名はティムらしいネーミングである)。
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by jd69sparrow | 2006-01-02 19:00 | 映画タイトル た行