パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

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 二年前、空前のヒットを飾った「カリブの海賊」こと「パイレーツ・オブ・カリビアン」は続編が日本作られるまでに達した。 三作で一つというわけだがある意味で「呪われた海賊たち」は序章であり前編、二・三作目は後編であるように思う。 前作と同じスタッフ・キャストが再結し、さらに新しいキャストが加入するというカタチ。役者の交代ということもないので一作目の感覚でそのまま作品の中に入ることができる。 ちなみに前回登場した脇役たちの再登場もおもしろい点で、それは敵・味方関係なく,わずかしか登場しなかった人も再び続編で登場し、ストーリーを盛り上げる効果を出している。 思っても見なかったキャラクターも見ることができる。 最近まで(見る前まで)は前作では「カリブの海賊」の世界観がよく出ていたけれど、今回は…と思っていたがそうではない、ちゃんと随所に「カリブの海賊」というアトラクションになるものが適用されているのだ! 前作を思い起こさせるといわけだ。 今回もまたとってもエキサイティングで笑いのセンス抜群である。
 内容はサブタイトル「デッドマンズ・チェスト」(死者の宝箱)をめぐる争奪戦。 以前、処刑台に立ち最期とげるはずだった海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を逃がしたことで総督の娘エリザベス・スワンとエリザベスの幼馴染で,鍛冶屋だったウィル・ターナー逮捕状が出されたことで話が始まる。
 一方,ジャックは“デッドマンズ・チェスト”とその鍵を捜し求めていた。 しかし“深海の悪霊”と呼ばれるディヴィ・ジョーンズとの契約の期限が切れ、ディヴィたちに追われることに。 も一つジャック、ウィル、エリザベスの恋愛模様に注目である。
 「パイレーツ~」がここまでヒットした理由の一つとして次のことがあげられるだろう。 登場人物の個性である。 一番としてあげられるのは“キャプテン・ジャック・スパロウ”である。 自らハプニングに巻き込まれ、逆にまわりを巻き込んだりするし、仲間たちを出し抜いたりするけれどそんなジャックの内面には“善”が生きているのだ。 それは今回もよく見受けられ、正直かっこよかった。 彼の海賊としてのスタイルなど人間的に一作目ころから変わらない、そしてクール。 そこにジョニーの演技力というか個性が加わることでジャックといキャラクターのおもしろさがふくらむというものだ。 ウィルとエリザベスはジャックと知り合ったことあで影響されたのかユーモアでおもしろい人物像となっている。 海賊を否定していた二人がすっかり海賊のスピリットを持ち、ウィルに関してはブラックパール号の乗組員たちの指導者のごとくたくましく,たのもしく成長している。 本編にあったか記憶が定かではないがウィルの“Never mind,let's go!”(訳では“仕方ない、行こう”という感じになっていたと思う)といふうなセリフが印象的。 これは追いかけられたジャックが一人取り残されそうな場面でウィルのいうセリフである。
 「2」から加わったのは「アンダー・ワールド」や「ラブアクチャリ」のビル・ナイ(ディヴィ・ジョーンズ役)やジェリー・ブラッカイマー作品「キング・アーサー」のステラン・スカルスゲール(ビル・タイナー役)がいて息子ウィルと父ビルの親子の再会シーンも印象深いシーンだ。
 ディズニー映画に限ってのことかはわからにけれど,おとぼけキャラの存在はかかせない。 それは前作とて同じだし、それを発見したときが嬉しいところ。 敵はディヴィ・ジョーンズ率いる海賊団なわけだが恐るべきもののはずなのにどこか憎めなく見えるのは気のせいだろうか(前作にもあったが)。 それは見かけもキャラクター性などにあたる。 現に今回の敵にもおとぼけキャラというか恐ろしい緊迫した場面を和らげるような役割を果たす敵キャラがいる。
 ジャックの大胆な行動と策略、ディヴィ・ジョーンズとの駆け引き、“深海の怪物”クラーケン(一言で言うなら“巨大蛸”)、ブラックパール号の強さと速さなど見所たくさんである。 エンドロール後の楽しみも見逃せない。
  
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by jd69sparrow | 2006-07-31 17:52 | 映画タイトル は行

注目映画3本。

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 1.スーパーマン リターンズ
 2006年の夏、「スーパーマン」が帰ってきた! 幼き頃から既に持っていた超人的なパワーを持ち、青年へと成長した彼は百人力の力を兼ね備え,重いもの軽がると持ち上げてしまうほど。 何かをきっかけに力を得たのではないのだ。 マジメで大人しく目立たない青年がスーパーマンとかすという単純明快なストーリー、主演はこの作品がデビューというブランドン・ラウス。 敵役はケビン・スペイシー。 赤いマントに胸には「S」の文字、どんなパワフルなスーパーマンが私たちを興奮させてくれるのだろうか。
 公開は8月19日である。

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 2.イルマーレ
 韓国映画「イルマーレ」(主演:チョン・ジヒョン)のリメイク。 2006年にる女性,ケイトと2004年と二年前にいるアレックスの時を越えた恋愛ドラマ。 二人は手紙を通して互いを知り、手紙のやりとりをしているうちにだんだんと惹かれあっていく。 現在と過去、異なる時にいる男女が恋に落ちるというのはなんとも魅力的なことだろうか。 彼らが交わり、結ばれるのだろうか。「スピード」以来12年ぶりにキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックの共演である。今秋より公開だ。

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 3.スパイダーマン3
 「スパイダーマン」シリーズ第三作目。 一作目には緑のボディを持ち,自らを実験台とした科学者が豹変し生まれたゴブリン、二作目には機械と人間とが事故で結びつき,機械に支配された人間ドク・オク。 さて三作目ではどんな敵が待ち受けているのか。 そしてスパイダーマンはどんな技を見せてくれるのか、そして主人公とヒロインの恋の行方はいかに?! 期待高まる「スパイダーマン3」の公開は2007年5月5日!!
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by jd69sparrow | 2006-07-30 20:51 | インフォメーション

となりのトトロ

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 映画界における夏の風物詩と言えようか。 夏休みにかかせない一本! 子供頃の心を思い出させてくれるような素敵な話である。 小さい頃のひと時しか味わえない楽しく夢のような思い出の数々がここにあり、そして子供にしか見えないおばけ達が子供たちに贈り物をしてくれる。
小さい頃の記憶というのはあまり覚えてないけれど、自分が小さい頃には真っ黒くろすけだとかトトロのようなおばけのようなとらえ方によっては森の精のような不思議なものに出会ったことがあるのかもしれないと思いになった。 もし本当にトトロみたいなおばけがいたら本当に素敵なことだろう。 トトロは不思議な生き物であり、ユーモアがあって人と似た感情を持ち心優しい生き物だと思う。 そしてトトロは子供たちを冒険へと誘い、自然を肌で感じさせてくれる、そんな存在でもあるのだろう。
 田舎にあるちょっぴりおんぼろな、でも大きな何か不思議な魅力を放つ家へと大好きな父親とともに引っ越してきたサツキとメイ。 二人は緑にかこまれたその家を気に入り、おおはしゃぎ。元気いっぱいに家の中、自然の中を軽快に走り回る姿がなんとも微笑ましく,印象に残るところなのだ。 ボールがはずむかのようにあっちへこっちへと行ったり来たり、楽しくてたまらない二人の様子がよくわかる。 この動きというのとてもおもしろく興味そそられる技術が組み込まれている模様。 サツキとメイのトトロと出会い、そしてトトロがサツキたちにいろいろなものを見せる。 ちょっと不思議な冒険物語とも言えよう。
 しっかり者でお姉ちゃんとして妹のことをいつも心配するサツキ、ちょっとわがままで何にでも興味を抱き.好奇心のかたまりかのような妹のメイが主人公なのだ。 もう一匹忘れてはならないのがトトロであって主人公の一人とも言えそうだ。 わくわくするような冒険とサツキとメイのドラマ的な部分も大きい。 二人をはじめとする子供にしか見えないトトロは言葉こそないけれど二人に語りかけるかのように見える場面もある。 トトロには仲間がいてミニトトロが二匹いる、雪のように白い一番小さな手のひらサイズのトトロと大きなトトロをそのまま縮小したような青い毛の色をし,木の実を包み、棒切れにそれをぶらさげて肩にのせて背負う,一番小さいものよりひとまわりくらい大きなトトロがいる。 三匹のトトロたちはそれぞれ少しずつ違う個性を持っていて、そのキャラクター性から動きまで全てが愛くるしくて可愛くてテクテクと歩いたり走ったりする様子はメイのをひきつけ、サツキまでもひきつけ,見ていて心をくすぐられるような感覚。 短いけれど人を楽しませようとしてくれる作り手の思いが優しくこめられている、そんな気がした。
 これはトトロからサツキとメイへ、また私達への贈り物。
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by jd69sparrow | 2006-07-29 00:00 | 映画タイトル た行

ウォルター少年と、夏の休日

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 ハブとガースという二人の年老いた兄弟がいて、彼らは二人きりでアメリカ・テキサスの田舎で静かに暮らしていた。 そんな二人のもとへウォルター少年はやってきてそこでひと夏を過ごすのである。 二人の兄弟はセールスマンが来ようものなら容赦なくライフル片手に追っ払ってしまうような只者ならぬ人物、ウォルター少年は二人の強さに驚き、また突然やって来た少年と暮らすということに中々慣れないでいる兄弟がそこにいた。 ウォルター少年は彼らとの共同生活を始め、兄弟の伝説,冒険談を聞き 兄弟の夢のような本当の話にどんどんと惹かれていくのである。父親のいない寂しさが心にある少年は笑顔を取り戻すことができたのだった。 そして悪い人ではなくとてもよい人たちであると少年は気づくのであった。
 ハーレイ・ジョエル・オスメント、マイケル・ケイン、ロバート・デュバル という顔合わせの感動ストーリーなのだ。 兄弟の噂はよくなかった、しかしそれは世間の一つの見方に過ぎなく,少年は兄弟の本当の姿を目に焼き付けるのだった。 ウォルター少年は今も昔も強い二人憧れのような,また目を輝かせて彼らを見、興奮で胸高まらせ,ただただ熱心に耳を傾かせる。ガースにより語られる二人の冒険と兄弟のうち兄・ハブのエピソードはまさしく伝説とある意味で英雄と語れるに等しいものがかりであり、最後までその戦いぶりは誰にも負けないとばかりの強さが感じられる。 
 少年の知りたいという好奇心と彼の澄んだ心が兄弟を癒していくようでもあり、二つの側(両者)が互いに呼応しあい,影響されている・ 影響を与えるものどおしが一つにぶつかったとき,それは両者に同じ分だけ影響するものどおし影響しあうものなのだと思う。 この場合、ウォルター少年とハブ,ガースと分かれるのがわかるだろう。 しだいにウォルター少年にとって二人の大叔父こそが家族であり、二人の住む小さな家こそがホームと変わっていく。 本当に、本当に大叔父たちがかっこよく,たくましく男らしいのだ、それは最後の最後まで変わることはない。
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by jd69sparrow | 2006-07-28 01:02 | 映画タイトル あ行

マトリックス レボリューションズ

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 「マトリックス」最終章。 シリーズ完結の「レボリューションズ」のテーマは“死”,作品中で預言者の言葉に「始まりのあるものには終わりがある」とあるように「マトリックス」は「誕生」に始まり,「死」に終わるのである。 SF映画の革命である。 SF映画の名作「スター・ウォーズ」が第一次革命とするなら「マトリックス」は第二次革命と言ったところだろうか。 映像という「」が丹念に具現化し、追求されている。 主人公ネオの進化と共に映画そのものも進化を遂げた。 白ウサギを追って“不思議の国”に迷い込んだトーマス・アンダーソン(=ネオ)は「マトリックス」を知り,進化を遂げ、ついにはスーパーマンないしはスーパーサイヤ人よろしくな救世主となるわけである。 
 アニメーションを実体化したような美しさがあちらこちらに散りばめられている、それはカンフーアクションやアクロバットなアクションから人物の表情の動きにまで施されている。 映像で観る者を楽しませる一方で物語や作品のコンセプトに秘められたものなど,奥深い部分までたくさんの意味が込められているのだ。 ストーリーと人物じたいに意味や目的がある。 マトリックスの登場人物たちの名前が神話などから引用された言葉で、その言葉が持つ意味こそが人物の役割を果たわけで、あるべき理由のようだ。 そしてそれは存在するもの全てと映画を支えているものや作っているものもまた然りである。
 第一章でネオがモーフィアスに出会い、彼らの世界に入るまでを「不思議の国のアリス」になぞられていて、シリーズ全体から見てネオが“キリスト”に例えられているということを知ったとき,「マトリックス」の深さを知った、そして今まで考えてきたこの作品のおもしろさとこのこと知った後でのおもしろさははるかに超えていたのである。 それはネオの着る衣装にも関係しているらしい。
 ネオとエージェント・スミス(以下は「スミス」と記す),人類と機械との最後の戦いが幕を開ける。 これは人類最後の都市ザイオンを守り、地球に覆われた黒き霧が晴れ、荒廃し,死にかけた地に再び光が照らされることを願い、さらに機械に支配された世界に平和を取り戻すためのための戦争と分析する。
 ネオやモーフィアス、トリニティーたちだけでなくザイオンの戦士たちが総力をかけ,敵に立ち向かうというなんとも壮絶なる大規模な戦い、ロボットと一体となった戦士たちの戦いぶりは熱かった。 しりょくを尽くし息の根がとあまるその瞬間まで,彼らは救世主を信じ,武器を持つ手を離すことはないのである。 戦士たちに境はない、皆が皆たくさましく、“あきらめ”の文字は存在しえない。
 三部からなる「マトリックス」伝説は衝撃の連続、それは第一章で一つあげるなら,主人公が現実だと思っていた世界は仮想世界(マトリックス)で、本当の現実世界は機械に支配され,荒れ果てていて、人間は機械に利用され培養されているということ。 今回はネオとスミスの関係にある。 それは陰と陽の関係と言えようか。 互角のパワーを持ったネオとスミスの因縁の闘いは果てしなく続く...。 スミスのパワーはネオに劣らず凄まじく、“マトリックス”と“現実世界”とを侵食していゆき、二人の戦いの時、ネオがふと回りを見ると計り知れない数のスミスがそこに立っている。 恐ろしいと言うべきなのか、笑うべきなのか。 二つの世界を乗っ取ろうと企むスミスだけれど、なぜか憎めない そして実におもしろい敵である。
 最終的に謎が残り、それについての解釈はいくつにも考えられる。 そうやって物語の先をあれこれと考えるとういのもおもしろいのだ。 衝撃という刺激を与えてくれる作品だ。
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by jd69sparrow | 2006-07-27 01:51 | 映画タイトル ま行

本屋バトン

最近久しくやっていなかったバトンものです。
サナダさんから「本屋バトン」をいただいたのでやってみたいと
思います。


1.本屋さんに行ってどんな本を見ますか?
  
  海外文庫、映画・音楽などの雑誌、漫画などなど。
  目についたものはなんでも。 
 
  
2.雑誌は買いますか?どんな雑誌を買って、またどんな雑誌を立ち読みしますか?
  
  たまに買ったり,立ち読みするのが映画雑誌を。 音楽雑誌とか
  漫画雑誌も立ち読みしたりします。

3.最近読んだ本は?
   
  ナサニエル・ホーソーンの「緋文字」、これはアメリカ植民地時代
  の話で、内容はとある罪と恥辱の象徴として主人公の女性がその胸に
  「A」という緋色の文字をつけ、その苦悩を描いたもの。 映画化にもされている
  話。 
  
  
4.どんな漫画が好きですか?

  ジャンプ系の漫画。
  読んでいてすかっとするものとか時々でも感動できるもの。
  スポーツ系もわりと。 

5.買って失敗した……面白くないから買わなきゃよかった、という失敗はありますか?

  一度読んで満足してしまった本がたまにあります。 あと、表紙を見て買った
  本はわりと中身がちょっとっていうのがありました。 

6.本(漫画・雑誌を含む)にかけるお金は月に何円くらいですか?

  1000~2000円くらいです。
  月1で出る雑誌などを何種類か買います。 
  

7.雑誌や週刊誌はたまってくるとどうしますか?

  気に入ったところ(好きな有名人のところ)だけ切り抜きして廃品回収へ。

8.おすすめの本があれば教えて下さい。
 
  さくらももこのエッセイ、「ヴァンパイア・レスタト」、「オペラ座の怪人」、
  「ハリー・ポッター」シリーズ など。
 
9.これはよくないよっていう本はありますか?

 ...今のところないです。
 

10.本屋さんはどれくらいの頻度で行きますか?

 週に多いときは2、3回ほど。 本屋さんが目に入ったら即効行きます。
 デパートや駅ビルに出かけるときは必ずと言っていいほど
 行きます。  

11.買ったけど読んでない本ありますか?

  一つ読み終わり気付くと増えています。 そんなこんなで数冊あります。
  例えば「高慢と偏見」をドラマや映画で見て買ったはいいもののまだ
  ほとんど読んでないです(汗

12.バトンを回す5人。

  どなたかどうぞ。
 
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by jd69sparrow | 2006-07-26 23:57 | バトン

キャプテン・ウルフ

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 海軍特殊部隊の隊員にしてエリートであるシェーン・ウルフは五人の子供をみるハウス・キーパーの任務に付くことに。 ちなみに兄弟はしっかり者で気の強い長女ゾーイ、ちょっとキザで頭の切れる長男セス、ガールスカウトで唯一ウルフに惹かれる次女ルル、やんちゃざかりの次男ピーター、まだ赤ん坊で笑顔がキュートな三男タイラーである。プラマー家にあるとされる重要な兵器の存在により狙われているというのだ。 その危険から母親の留守の間子供たちを守るためにウルフのハウス・キーパーとしての日々が始まるのである。 軍で指揮をとっていたウルフは軍隊仕込みの指導力で子供たちを軍形式で子供たちをみるのだが生意気な子供に、やんちゃな子供、そして慣れない子育てにウルフは悪戦苦闘することに。 ハートウォーミングなアクションコメディである。
 主演はアクション俳優として今まで幅広く知られてきたヴィン・ディーゼルで、その吹替えを担当するのがガレッジセールのゴリである。 そしてプラマー家のペットであり,番犬ならぬ番鳥のカモのゲリーをその相方のカワちゃん(川田)が吹替え、というか声を担当している。 セリフといえば「ガーガー」と鳴き声のみとちょっとかわいそうであるがカモになりきっていたと思う、そしてゴリの声の演技というものから伝わってくるものは役になろうという真剣さである。
 はじめウルフと子供たちとの間には溝があり、うまくコミュニケーションがとれないでいる、しかし危険が迫ったその時のウルフの頼もしさが子供たちが彼を見る目を変え、さらに子供たちのかかえる問題に気づかされたときウルフまた子供たちへの見方が変わる、とても温かさがある。うまくいかずいざこざもあったりもするけれど、気づくと家族のように仲良く、そして子供たちにとってウルフは頼もしい存在に、そしてウルフにとっても子供たちは彼の固い考えを柔らかくする存在へと変わっていくというなんともハート・ウォーミングなストーリーなのだ。 ウルフが彼ら子供たちの父親のように見えてくる。 
 筋肉ムキムキでスキンヘッド、そしてちょっとこわもてなウルフが子育てに奮闘するというのは滑稽にも見えるけれど、よい意味でおもしろい。それに彼の目は物語が進むにつれて優しく温かくなっていき、守るべき子供たちが危機にさらされたときの彼の目は任務を遂行するという機械的なものではなく、大切な人たちをただ一心に守りたいという情熱的な目と変化していてすごくかっこいい。 そんなウルフを見た子供たちは子供らしい純粋さが溢れており、それこそが彼らの本当の顔なのだと思う。
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by jd69sparrow | 2006-07-25 01:34 | 映画タイトル か行

ミッションインポッシブル

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 「M:i」シリーズの原点、第一作目「ミッションインポッシブル」始動! イーサン・ハントのまさに“インポッシブル”な挑戦が始まるのだ。 トム・クルーズが主演、そして共演にはシリーズではお馴染みのキャラクターであるルーサー役のヴィング・レイムスやジョン・ボイド、ジャン・レノがいる。 はらはらドキドキなアクションが観る者をひきつける。
 イーサンがリーダーのもとIMF(インポッシブル・ミッション・フォース)により構成されたチームが任された任務というのが裏切り者がIMFのメンバーについてが記された重要なデータ,ノックリストを奪う瞬間を,その裏切り者が来るパーティー会場に忍び込み,おさめることだった。 潜入する者、モニターするもの、潜入する者をサポートするためにターゲットがいる建物のシステムを動かすものとスパイものにはかかせないパートに分かれ,それぞれのパートを順々に楽しむことが出来る。 潜入するパートもさらに分けられ、その場に適応して動く者、ターゲットを見張る者、他人に変装する者と別れる。 変装するというのもお約束であるがこの一作目ではかなり現実に近いというかありえるものという点でおもしろかった。 思わぬ展開が待ち受けているのもまたおもしろいところ、観る側の予想に反する展開あってこそおもしろいのだと思うのだ。 その展開というのは最後まで続いていく。
 アクションは新たに編成されたイーサン率いるチームによる次のミッション、マックスという人物に接触し、ミッションをこなすという流れの中で、厳重の防備がされた場所に侵入し,ロープにつながれたイーサンが建物の個室の天井から侵入し、つるされた状態で床すれすれで止まるとい場面が印象的であり、その後の「M:i」シリーズを位置づけ イメージづけるものとなるものであると思う。
 敵に追い詰められ、しかしそれに立ち向かっていき,その緊張の場面にしてクライマックスでは最後の瞬間までその緊張感がたたみかけるように続き、痛快である。
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by jd69sparrow | 2006-07-24 18:36 | 映画タイトル ま行

星になった少年

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 本当に起こった感動の物語。 少年とその母親とゾウの話である。 小川動物プロダクションにはたくさんの動物たちが育てられていた、そこをきりもりするのが小川夫妻で、主としてサオリだった。 サオリは大好きな動物たちと自由に思いのいくままに暮らし 農場(プロダクション)の仕事の忙しさから子供については少々無頓着であった。 ある日 小川家にゾウがやってきて鉄夢は突然ゾウ使いになると心に決め、ゾウ使いになり,ゾウたちとふれあい、彼らと心通わせていくのである。
 鉄夢を「誰も知らない」の柳楽優弥である。 ゾウ使いになろうと必死で,どんなに苦しくても壁に立ちむかっていった少年鉄夢を力いっぱい熱演している。 そしてもう一人、いやもう一匹の主役がランディだ。 
 主人公は学校でいじめられていたけれどけっしてそれに屈しているというわけでもなかった。でもその背中はどこか孤独さを感じさせられた。 動物が大好きな鉄夢、それだけが彼の楽しみようである。 物寂しさを感じるような毎日を送っていた彼だけど家にゾウがやってくることで全てが変わった。 少年はゾウの言葉わかるのだった、信じられないことだけど動物を愛する人にはきっと動物の声が聞こえるのかもしれない,そしてもし動物の声が聞けて会話して,心を通わせることができたならどんなに素敵なことだろう。
 しかし、ゾウ使いになることは鉄夢にとってとても過酷な試練であった。 ゾウ使いになるための学びの場とうのは日本にはなく,タイで学ぶしかなかったのだ(現在はわからないが)。 親と引き離され,孤独な小ゾウと自分との間に信頼感とうものを作らなければならないからだ。 ゾウ使いの学校の仲間たちに最初冷たい目で見られても鉄夢の目の炎は消えることなく、いつだって熱意を持って接していたのだった。 互いが心通わせた瞬間というのはとても感動であるが鉄夢がゾウが好きで、ゾウ使いを目指した理由というのは涙が浮かぶほどとても心うたれるものでなのだ。 とても感動である。 少年はゾウの中に“生きる意味”を見出していたのだと思う。 短すぎた彼の人生は悲しいものだったかもしれない、けれど彼はゾウを愛し、夢を追いかけ,それに“日本ではじめてゾウ使いになった少年”としてたたえられ、温かな生涯にも受け止められるのである。 そして彼の最大の夢もまたとても大きく希望にあふれ、彼のゾウへの愛情や想いがつまったものだと思う。 
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by jd69sparrow | 2006-07-23 23:58 | 映画タイトル は行

ハウルの動く城

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 愛国主義時代の話。 王国では激しい戦争が起こっている最中であった。 ソフィは街で父親から受け継いだ小さな帽子屋を営んでいた。 ある日、そんなソフィのもとに美しい青年が現れた、その青年の名はハウル。 街の人々の間では美しい女の心臓を食らう恐ろしい魔法使いとして噂されていた。 ハウルと出会い,夢のような体験をしたソフィの目の前に次に現れたのが悪名高き,荒地の魔女だった。 ソフィは魔女に人には話せない呪いをかけられ18歳だった彼女は一瞬にして90歳の老婆に変えられてしまうのだった。 ソフィは家を離れ、“ハウルの動く城”の冒険に加わることになる。
 2006年息子・宮崎吾朗にバトンタッチした宮崎駿監督の最後の監督作となる「ハウルの動く城」。 これはダイアナ・ウィン・ジョーンズ原作の「魔法使いハウルと火の悪魔」の映画化したもので、弱虫な魔法使いハウルと90歳の元気なお婆ちゃんソフィ(本当は18歳)の冒険と愛の物語である。 声優陣もかなり豪華で過去にジブリ作品に出演された有名人もいる、荒地の魔女役の美輪明宏さんは「もののけ姫」で、火の悪魔カルシファー役の我修院達也さんとハウルの弟子のマルクル役の神木隆之介くん、かかしのカブ役の大泉洋さんは「千と千尋の神隠し」、王室に使える魔女サリマン役の加藤治子さんは「魔女の宅急便」と主要キャラクターのほとんどを占めていて二回以上出演を果たしている方もいる。 ソフィ役には主題歌「世界の約束」を歌う倍賞千恵子さん、ハウル役にはSMAPの木村拓哉さんとなっている。 どこか憎めないサリマンの飼い犬ヒンには原田大二郎さん。 声を演じるこの声優陣それぞれがキャラクターのイメージとあい、しかも演技力もかなりのものだというのだからすごい。
 ソフィのおもしろいところ、あるいは魅力というのはたくさんある。呪いで老婆にされてしまい,どうしてもんかと慌てるわけだけど どこか落ち着いてて、慌てようもまたおもしろい。 ほどなくして「これも悪くない、むしろこの方がいいのかもしれない」とばかりに自分の呪いで帰られた年老いた姿を受け入れる。 もし自分だったらと思うとかなり落ち込んでしまう、ソフィのように落ち着いてはいないのではないかと思う。 掃除婦として“城”にもぐりこむことで彼女の中の何かが目覚め,その姿はエネルギーにみなぎっていてとても90歳のお婆ちゃんとは思えないほどパワフルなのだ。 この作品を見る人がソフィのようなお婆ちゃんが理想的と思うのも納得である。 お婆ちゃんになったとはいえ,本当の歳でいったらソフィとハウルとでは同じ年頃な感じだけど二人の様子は親と子のようにも映るのだ。 ソフィが自分が置かれている状況に臆せず,こんなに強いのは元々彼女が持っていた力であり、ハウル達との出会いで変わったものなのだと思う。
本当に頼もしい。
 一方ハウルは魔法使いとして恵まれた力を持っていて美しさにこだわるところもあり、弱虫でもあった。 城の扉の向こうから帰ってきたりソフィの前に現れるたびに違う雰囲気でその態度や気持ちの表現も変わってくる。 だからいろんなハウルを見れるわけである。 強い面の裏はとてももろく壊れやすい内面を持っている。 心を失ったハウルをソフィが優しくうけとめる、それはとても温かいものである。
 ハウルは心なくともソフィの温かさに無意識に惹かれ、ソフィも物語が進むにつれて内面的・外面的に少しずつ変化していくところ,さらにラストシーンも印象深かった。
 ジブリ作品を見ていつも思うのがのどかさが音楽にしても物語にしてもよく表れていて主題歌も作品そのもの表現するような心地よいものである。

「ハウルの動く城」の感想(2回目)
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by jd69sparrow | 2006-07-22 14:54 | 映画タイトル は行