<   2010年 04月 ( 43 )   > この月の画像一覧

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

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<あらすじ>
 フランス・パリで音楽を学びにやって来た,のだめと千秋。のだめはピアノ留学でコンセルヴァトワールへ、千秋はルー・マルレ・オーケストラの指揮者として音楽の道を極めることに。お互い別々の道を歩むも,いつも隣同士で生活していた二人の間には日本と変わらぬ関係が続いていた。 アパートにはコンセルヴァトワールの学生フランクやターニャという個性の強い二人が住んでおり,のだめ達の生活もすぐ馴染んだ。 のだめも千秋もそれぞれの力を発揮し始めた頃、千秋の提案で離れて暮らすことになる。いつでも会おうと思えば会えるし、今は距離を置く時で,それはお互いのためと考えた千秋。 何も問題がないように思えたけれど、これが二人の思いが遠ざかりかねない危険信号が出ていた。 それは、この時点で,のだめも千秋も知りえなかった。
 のだめは、千秋と二人でコンチェルトをするのが最大の目標。偶然にもコンクールで出会ったラヴェルの曲が波紋を呼ぶこととなる。 それは、二人にとっての最大の試練が立ちはだかる,引き金となる。
 
<感想>
 前編の千秋の物語に対して、今回はのだめがメイン。と言っても、後編大事なのは千秋との絆。前編にもドラマシリーズにもない,のだめが描かれている。 厳密に言えば、これまでも時々見受けられた側面が全面的に表れたのが本作と言えるだろう。影のかかった,のだめ。そして、千秋もまた、のだめ のことがほっとけなくなり,冷たくもクールでもなく、人間味があふれている。二人の感情的な面が、距離を置くことで浮き彫りとなり,よりドラマティックな物語に作品を作り上げている。千秋とのだめの恋を軸に物語は展開し、その終着地点がどうなるのかというのが、とても期待がわいてくる。 今まで以上に二人がそれぞれ悩み、高い壁へと挑むのだ。 なんのために彼らは音楽の道を走り続けるのか、これが最大のテーマだと個人的に思う。二人にとって音楽とはなんなのか。
 コメディな部分は今回とても控えめと言える。だが、その分その少ないコメディがとても面白い。なくてはならない、場面だ。実写を漫画に近づけるとこんなにも面白いものなのかと毎回思う。今回の後編での印象深いのが、のだめと峰の,千秋がのだめのところへ帰ってきたときのリハーサル…というよりも、のだめが妄想する,真似する,千秋。 もちろん、のだめと千秋の二人の漫才的な一こま一こまも面白い。 それは、のだめが抵抗することなく,ふっとんで行く事にあったり、千秋が千秋らしいキャラクターを見せたり,普段のキャラクターから崩れることにもあったりする。このやりとりがコンビネーション抜群の時はさらに面白い。 よく見受けられるのが、千秋の一撃でのだめが放り投げ出されるところ。 今回で言うと、ピアノに没頭しすぎて、文字通り完全燃焼した挙げ句,熱が上った,のだめを風呂へ投げ込む場面だ。人形とわかっていても,リアルに見える。というか、毎回その人形が使われていることを映画を見た後に気付く(汗)。変に曲線を描いたりするより、直線の方が「のだめ」っぽい。 この場面の後に、効果音がつけられていたのもなんだか,のだめの燃焼ぶりがわかりリアル。 放り投げられた後にのだめがどう動くのか、毎回気になる。
 最高の音楽を聴いてしまうと,また最高の音楽を演奏してしまうと,それ以上の音楽を極める自身を失ってしまう。 この最大の難関とも言える,試練がのだめにふりかかる。 そして、目標に近づきたくても、中々思うようにいかず,追いつくどころか,距離がどんどん広がっていくように感じる現実が,のだめにはあまりにもキツかった。 
 しかし、その試練を乗り越えた後の顔は今まで見たことがないくらい,のだめが女性らしくて,ピアニストの顔だった。 そして、のだめの抱える試練を傍らで見守り,のだめの予測不能な動きに振り回されつつも,音楽とのだめとを真正面から向かう千秋もとても温かい。 千秋とのだめはそれぞれの超えるべき壁と、二人で超える壁とを乗り越える。 二人のコンツェルトという素晴らしい共演。そのために、音楽と向き合うのだという結論を出した二人…とても素敵な締めくくりであり,作り手が言うようにまだまだ物語は続いていくんじゃないかなぁと思わせてくれる。 最後だとは思いたくない、けど寂しい。そんな気分になった。
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by jd69sparrow | 2010-04-29 23:49 | 映画タイトル な行

爪が…

痛い。

左手の指の爪が

親指を中心にして何故か痛む。

一本だけじゃないのも不思議だが

身に覚えがないのが もっと謎。

地味に痛い。

洗い物も力入れるのも地獄だ。


とりあえず これから墓参りに行ってきまーす。
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by jd69sparrow | 2010-04-29 13:10 | 独り言。

名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)

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<あらすじ>
 とある研究所から、危険な細菌が盗まれた。犯人は“赤いシャムネコ”となる犯行集団である。彼らはこの殺人ウィルスを使って行動を起こすと宣言する。 一方、鈴木財閥の鈴木次郎吉は怪盗キッドに挑戦状を叩きつける。それは、「レディ・スカイ」という名のビックジュエリーの一つを盗んでみろというもの。レディ・スカイは、次郎吉が所有する飛行船に厳重なセキュリティのもと,保管され,東京から大阪へと運ばれることとなった。次郎吉は、毛利蘭の親友・園子の叔父で、コナンや蘭、少年探偵団も乗船していた。その背後には“赤いシャムネコ”の影が潜んでいた…まさに、空に浮かぶ飛行船が“ステージ”なのだ。つまり、次郎吉と怪盗キッド、コナン(新一)と怪盗キッド、コナン&キッドと赤いシャムネコの三つの対決の場だ。

<感想>
 ウィルスによるバイオテロというサスペンスがアニメーションの世界まで来たというのが、まず驚きだった。殺人事件などはなく、パニックスリラー的な要素があり、トリックもいつもとは違う。より現実的とも思える。怪盗キッドが出てくるという時点で特別な気がするけれど、何しろ“眠りの小五郎”の活躍の場がないのが雰囲気を変えている。
 今回の見所はなんと言っても,コナンとキッドとがタッグを組むこと、そしてその間に蘭が入り,三角関係?となり,ラブコメディがプラスされるところだ。 常に追う側と追われる側というライバル関係であり,天敵でもある二人が協力して、“赤いシャムネコ”と戦うのが面白い。 二人はデコボコ・コンビのようなところもあり,最強タッグとというところもある。二人がタッグを組むことで見えてくるのがお互いの素顔。 特にキッドはクールでキザという一面しか、中々見ることは出来なかったが、その仕事の顔とは違うところが見れたのが個人的には、何より面白かった。
 偶然にも、新一とキッドは共通点が多い。顔や声、年頃、キザ(クール)なことろなど、多々ある。 そのため、キッドが唯一変装せずに他人に成りきれるのが新一。 だけど、作り手が指摘するように性格が少し違う。キッドはふざけていて,お茶目なところもあるし,クールとは言えないコメディな部分も今回見ることが出来る。 動物で例えるならば、イルカのよう。キッドの行動には遊び心が垣間見れるからだ。
 物語全体で見てわかることもある。 完璧な変装名人のはずのキッドは、蘭に変装が見破られ,逃げの一手まで見透かされてしまう。 その心境が描かれるところからすると、主人公はコナンだけにあらずなのだ。
 一方コナンは…というか、新一はいつもように事件にのめりこんでいくと、一直線なところなど ほとんどはいつもと変わらないのだけれど 周りの反応から見ると,こんな一面もあったんだなぁというのが伺える。 行動として見れる人間性はと言うと、良い意味で利用できるものは、利用するという,ちょっと強引とも取れるところが印象的。考えて見れば、この14作目以前にもあるけれど、子供であることを大いに活用するところがそれと言える。子供を“演じる”という場面は、よくあるコナンの必殺技だ。それは、少年探偵団から見ると二重人格に思えてしまう,ある意味恐ろしい技である。コナンの正体を知る平次などからしてもそうだ。しかし、灰原は別。このちょっとブラックな技は今回、コナンの代わりに灰原が見せる。しかし、演じているのがわかっていても、普段の灰原からギャップがありすぎて、可愛い。 でもそれが、コナンのそれよりもっと、恐ろしいように思えてしまう。
 そして今回は、コナンはキッド(と自分自身)を利用する。 その作戦を迷いもなく、半ば強引にキッドを“使う”。 自分と似た顔を持つ,キッドに 警察から絶大な信頼を持つ,工藤新一を。とにかく、いろんな意味で賢いのだ。キッドも断ったりせずに素直に従うという構図がなんとも面白かった。 実はこの二人、良いコンビであり,とても気が合う 腐れ縁?…なんて風にも思える。 新一として、快斗として出会っていたら,どうなっていたのだろう。また、実現することは難しいだろうけど、新一とキッドのタッグも見てみたいものだ。
 そもそも、新一とキッドは何故似ているのか。『バガボンド』の武蔵と『スラムダンク』の花道が似ているように、この二人も同じ作者が描く,漫画の主人公だからデザイン的に考えればごく普通なこと。 というか、新一とキッドの場合,一卵性の双子なみにそっくりだ。別々の作品の主人公である二人が一つの作品の中で共演するというのがまず、面白いところなのだが、この“そっくり”というのがうまく,『名探偵コナン』という作品の中で活かされているということがより物語を盛り上げる。 蘭を惑わしたり、周りの目を欺いたり… そしてそっくりであるがゆえに、三角関係にみたいになったり,蚊帳の外に立たされた,コナン(新一)の必死な姿が可愛かったり。やっぱり、事件やアクションは背景に過ぎず、メインはここなのだとつくづく実感。
 印象深い場面は色々ある。 まずは、飛行船内に忍び込んだ キッドを蘭が見破ったところ、それに変装した,キッドがコナンを助けに,空へダイブする場面、そしてラスト。 一つ目に関しては前述したとおり。二つ目は、変装したはずのキッドの目だけが,キッド自身の目に切り替わっており,大胆にも空へ飛び込んでいくという動きがなんとも格好いいのだ。実写では中々ない,コードなアクションシーン。天敵がその天敵を救うという場面。キッドしか出来ない救出劇である。
 ラストシーン。 キッドが新一だと信じかけていることを,コナンは知らないというのが面白く、偶然にも(運良く?)“あんなこと”を見逃したところもまた面白い。しかし、その瞬間はとてもロマンティック。 最後は、コメディっぽく締めくくられれているのが良い。
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by jd69sparrow | 2010-04-28 18:51 | 映画タイトル ま行

噂のモーガン夫妻

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<あらすじ>
 ポール・モーガンは弁護士で、メリル・モーガンは不動産のセールス・ウーマンだ。二人とも有能で誰もが羨みそうな夫婦である。 しかし、この二人には今、問題があった。ポールの浮気が原因で別居中で,離婚も秒読みと言っても過言ではなかった。 しかし、ポールは自分の過ちを認め,なんとかメリルとのよりを戻そうと必死だ。 なんとか二人での時間を作れた矢先、事件は起こる。殺人現場を目撃してしまうのである。 犯人の顔を見たメリルは命を狙われる。 危険な生活を避け,落ち着くまで警察の保護下に置かれるようになり、二人はニューヨークを離れ田舎町へと送られる。そこはレイという名の街で、二人は保安官の家にしばらく泊めてもらうことになる。
 夫婦の間がギクシャクする中で,そして,外部への連絡手段も全て暗証式となり,実質何も身動きがとれない環境下で,二人の共同生活が始まるのだった。

<感想>
 ポールとメリルの二人に共通するのは意地っ張りということ。だから、共同生活も最初はうまく行かず,ぶつかり合うことも多々あった。だけど、この共同生活は、殺人鬼から難を逃れるために警察が用意した偶然のものとは言え,必然だったのだと思う。 別々に暮らしていれば、二人の間に壁があったまま、そのまま絆も自然消滅の道を辿っていたことだろう。だが、向き合う時間が出来ることで状況は少しずつ変化していく。お互いがまだ、相手への気持ちを少なからず持っていたからこそ、だ。意地を張るということがどんなに馬鹿馬鹿しいことなのかを気付かされるのである。
 保安官とその妻はとても仲がよく。良い意味で二人ともドライ。そんな二人を見て,ポールたちもその絆に影響されて,お互いの関係を見直すことになる。 夫婦には一緒にいる時間を出来るだけ多く作る。時間を作り、それをコミュニケーションする時間とする。 これが少しでも欠ければ 溝が出来てしまうし、二人がそれぞれ犯した過ちのようなことが起こりうるのだと思った。会話のの時間は大切なのだ。そして、本音を隠すべきではない。隠し事をしてはならない。やり直す気持、向き合う気持ちがあるならば、相手の過ちも許すべきなのだ。その相手が悔いる思いがあるのならば尚更。
 仕事から離れた田舎町で、二人は互いの力を発揮していて,特にメリルが町の医者の古い家を客に紹介されているところなど印象に残る。また、ポールは終始,メリルにやり直そうと持ちかけて、メリルのピンチには体を張る姿がとても男らしく、また夫らしくみえる。 カッコいいところだ。二人はずっと忘れていた大切なものをこの田舎での暮らしの中で取り戻す。
 サスペンスもあり、笑いもあり、温かいところもありとても楽しい映画だ。作品が伝えようとしていることが設定上わかっていても、作品全体を通してみると、そのメッセージがいかに大切なのかがよく伝わってくる。
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by jd69sparrow | 2010-04-25 14:59 | 映画タイトル あ行

キンキーブーツ

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<あらすじ>
 チャーリー・プライスは父親の靴工場を父親の死の後、継ぐことになる。 他の仕事へ進むことを考えていた彼は右も左もわからないまま,責任者として15人の部下たちの上に立つ。紳士靴を作る由緒ある工場であるものの,時代にもまれ、経営難だった。 優柔不断なチャーリーは「どうしたらいい?」という言葉を繰り返し,従業員を解雇するという方法をとってしまう。しかし、ローレンの一言でチャーリーの中で何かが動き始める。
 街で男たちに襲われている女性を見かけたチャーリーは、勇気を出して 立ち向かう。しかし、結果KO。気がつくと見知らぬ楽屋に横たわっていた。 そこにはチャーリーが助けようとした人物の姿が。 しかし、彼女は女性ではなく、男性だった。 彼女の名はローラ。 彼女のような人たちは女性モノの靴を買うしかない。だから、中々快適にブーツを履くことができない。 その様子を見たチャーリーはあることを思いつく。男性のためのブーツを作ることだ。 最初は失敗はあるものの,ローラの力もあって,父親が大切にしていた,工場を守るためのミラノ見本市への道が開けてくるのだった。

<感想>
 ノーサンプトンの紳士靴工場で父親の財産を守りたいという思いがあるものの、どうしたら良いか迷うばかり。やっと起動に乗り出しても、中々周りを気遣うことが出来ず、自分のことばかりになってしまうチャーリー。そんな様子から、恋人にも裏切られ路頭に迷う。 ローレンやローラに支えられながら,また失敗を重ねる中で、自分にとって,工場にとって本当の大切なのはなんであるかを気付かされていくというチャーリーの物語が一つだが、これはサイドストーリー的ではあるが、ローラの物語でもあると私は思う。
「男は男らしくいろ」という父親の教えの中で縛り付けられ,望みもしないことをさせられてきた。だけど、それに嫌気がさして縁を切って自分の道を押し通してきた。ただ、周り目は必ずしも温かくはなく,傷つけられるような扱いも散々されて,それに慣れてしまった。男でも女でもない中間でその二つを行き来するローラはどちらの姿が自分らしいのかを考えていくというのが彼女の物語だろう。
 しかし、ローラは強い人間だ。めげてしまいそうなことも,平気で跳ね飛ばすことが出来る。周りに惑わされることなく自分を通してきた。チャーリーとは正反対で、迷いがない。人の心を動かす力もあれば、新境地を開く力にも長けている。ローラに助けられてばかりのチャーリーだけど、逆にチャーリーもローラに力を添えている。 それは、紳士用ブーツの開発。チャーリーの心遣いと熱意が届いたからこそ、彼女はチャーリーに力を貸したのだろう。
 体はムキムキだけど、ローラはとても綺麗で女性的。男の姿をしているときでさえも女性に見えてきそうな感じ。化粧をつけて,ウィッグをかぶり,魅惑のステージを繰り広げる…ブーツも履きこなしているのがなんともすごい。 ローラのすごいところは、男性向けブーツをデザインするのだが、女性受けも良いのではないかと思えるくらいの斬新かつオシャレなブーツの絵を描くことだ。
 印象的なのは女でもない,男でもないローラのような人たちと共に、ローラが中心にファッションを披露する最後のミラノのステージの場面。そして、もっと色濃く記憶に残るのがローラの目使い。男だとわかっていても,男女問わず引き込まれてしまいそうな感じがとても見所である。
 ローラはチャーリーに足りなかったものを持っている。相手の思いを受け止める力と気遣うところ。靴工場で一番彼女を偏見の目で見ていた従業員の一人の心を動かし、また 他の従業員たちも動かす。彼女は、従業員たちにやる気を取り戻せたのはチャーリーだと言う。 こうして,さり気なくさも,自分は加担していないかのように みんなを動かすところが凄い。
 大切な人たちの存在に気付き、失敗を重ね、周りを巻きこみながらも熱意を固く持ち,本当に己が求める道へと歩んでいく。 笑いあり,涙ありの作品だ。
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by jd69sparrow | 2010-04-25 12:56 | 映画タイトル か行

アバター

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<あらすじ>
 時代は2154年。スカイピープルと呼ばれる地球人は、惑星パンドラへと探索しに地球を出る。ジェイク・サリーは軍人を足の負傷で退役した身。ナヴィの種族を知らない,宇宙探索に関しては全くの素人だったが、当初行く予定だった双子の兄弟の死により,代わりに宇宙へと旅立つ。パンドラに住んでいるナヴィたちが暮らす自然はとても美しい場所だ。 しかし、偵察にやって来たスカイピープルたちにはある狙いがあった。それはナヴィたちを脅かすものであり、ジェイクはそれを知らなかった。
 ジェイクたちはナヴィの体にそっくりな肉体にリンクすることで、新たな体を手にする。リンクしている間だけは彼らにとっては別世界。 ジェイクの動かない足もナビィの体だと、自然に動き,そのことにジェイクは喜びを隠せず、どんな無謀なことにも飛び込んでいく。 
 パンドラにはナヴィのように人にそっくりな生き物ばかりではなく、いろんな生物が住んでいる。その中には人間に敵意を向ける獰猛なものもいた。 ただただ、ナヴィの体を楽しむジェイクは絶体絶命の危機に陥る。それを救ったのがナヴィの一族でスカイピープルの言葉も通じる,ネイテリという女性だった。 
 スカイピープルたちが空飛ぶ軍艦でナヴィたちに脅威を与える中、ジェイクはだんだん同じ地球人たちのやり方に疑問を覚え、ナヴィたちの優しさに触れた恩恵から,ナヴィと絆を結ぶ,研究者グレイスたちと共に,また,スカイピープルたちに立ち向かうナヴィと共に戦うことを決意する。

<感想>
 惑星パンドラは壮大な自然。そこで暮らしているのはナヴィと恐竜のような生き物だけ。人が未知の土地へ足を踏み入れた時、そこに文明を築き上げる。そして人がだんだんと多く、訪れるとそこは俗化されていく。人が暮らしやすいとわかると、豊かな自然は少しずつ消えてしまう。もしくは、カタチを変える。 そんな桃源郷のような場所は大切にしなければならないし、そこで生まれたナヴィたちを尊重するべきなのだ。 パンドラが架空の惑星であっても、実際宇宙には私たちが知らない数多くの惑星がある。 それに憧れるのは悪いことはなく、自分たちの星にないものを見たくなるのも当然。地球にだってそんな未知な場所も,美しい自然もあるわけだから、どちらにしても美しい自然や惑星は大切にしなければならない…そんな深いことも考えてしまう。
 仮想現実世界に、特別な力を得て戦うマトリックスのような世界もすごいけれど 同じ世界にいながら、リンクすることでアバターというもう一つの,全く違う体を得て,歩き回ると言うのはどんな気分なのだろう。 動きも身軽で人より背が高く、他の生き物たちとも自然と心を通わせる事のできるナヴィに、ジェイクやグレイスのように誰もがリンクしてみたいと思うことだろう。少なくとも個人的にはそうだ。自分の体は別にあるのに、アバターに入っている間も自分の本当の体のように身動きできるというのは、とても想像しがたいことだけど魅力的。
 軍にいる時もきっとそうだったのだろうと思えるほど、ナヴィとしてのジェイクはとても身軽で戦士としての力が大いに発揮される。 個人的に『アバター』という映画に出てくるナヴィに良い印象は持っていなかったのだけれど、ジェイクやネイテリを通し,ナヴィは人情に溢れた存在で 武士のような強い精神を持ったカッコいい存在だと思えてくる。 彼らは皆、スカイピープルが銃を持ち,ロボットで戦うよりもずっと格好よく見える。特に、後半戦。 
 子供のように好奇心旺盛で、無茶な人間でしかなかったジェイクは、ナヴィと彼らのの守る自然を知るうちに心が清められていく。 その様子が丁寧に描かれている。 それを知ったからこそ、最初はとっつきにくかったグレイスを理解し、ナヴィの精神をも取得していくのだと思う。
 ナヴィの暮らすパンドラの美しい世界観、ナヴィと人間との間に立つジェイクの心の葛藤と、ナヴィの仲間として,人間として成長していく課程がとても見ごたえがある。
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by jd69sparrow | 2010-04-25 11:55 | 映画タイトル あ行

シドニー旅行 最終日

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 最終日は帰るだけ。飛行機は朝出て、日本には夕方着く。 空港に着いてから搭乗時刻まであまり時間は残っていなかったけれど、朝食代わりにラーメンを食べた。 wagamamaというお店でテイクアウトした。 テイクアウトにすると、丸っぽいオシャレな入れ物に入れてくれる。出来るまで時間がかかるため、日本のフードコーストでもよく見受けられる,機械を渡された。食事が出来たら振動して音がなるやつだ。 チキンラーメンの中には、鶏肉がたっぷり入っていて,とても美味しい。クリスピードーナッツ?を二つほどおやつに食べたが、やっぱりこちらも美味しい。
 なんだかんだ言っているうちに、時間は迫り 見送りに来てくれた親戚と別れた。 搭乗時間ぎりぎりまで免税店でお土産をいくつか買った。チョコレートを見ていたら、韓国出身の店員さんにハングルで話しかけられた。 特に、西洋人から見ると日本人と韓国人、中国人との区別はすぐ出来るとのことだが、アジア人である私たちからすると,難しいかもしれない。 けれど、雰囲気でわかることもある。 
 飛行機では、とても人柄が良い老夫婦の隣で時間を過ごし、当初の予定より早く成田空港に着いた。しばらく、空港でのんびりした後電車に乗った。電車に遅れが出ており 帰るのにかなり時間がかかったし、シドニーの気温に慣れ始めていた自分としては、真冬のような寒さは,かなりキツかった。 日本にずっといたとしても辛いだろうけど。
 あっという間に時間は過ぎ、そろそろ現実と向き合わなければならないと思うと、頭を抱えてしまうけれど なんとか頑張っていこうと思う。
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by jd69sparrow | 2010-04-25 11:13 | 独り言。

シドニー旅行 3日目

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 三日目は郊外へ。 最もアクティブな一日だったと思う。22日は終日,シドニーから車で二時間くらいのポートスティーブンスへ。 ここは日本で言う「市」だそうだ。田舎町という感じに見えるけれど、この国でいう田舎というのは隣の家まで40キロという感覚らしい。 ちなみにポートスティーブンスは信号が二つしかなくて、ちょっと前までは信号が一台もなかったという。 野生のコアラやカンガルーの見れる場所だが、どちらも夜行性のため,そう簡単には見れない。特にカンガルーは。
 この日の日程は 船上でのイルカ探し、砂丘すべり、海岸での貝探し、そしてワイナリー見学という流れである。現地にあるツアー会社が主催するもので、今回は4人という少人数でのツアー参加となった。ガイドは日本人。まず、イルカを探しに行く港へと向かった。クルーズ船は地元の人も乗るものだが、平日はあまり混まなかった。海は緑でほとんど不透明だが、船着場のあたりには小さい魚が見れた。中にはふぐも。あるときは、イルカがここまで来たこともあったと聞いている。
 船に乗り込み、イルカを探すのに絶好のポジションに着く。サングラスと日焼け止めは必須。強い日差しの中、出航した。 ジェットスキーをしている人たちの横を通り、船が進むこと15分くらい。最初は中々イルカが見つけられなかったが、イルカに似た岩場を越えて,間もなくで イルカの背びれが遠目で見れた。 しばらくするとイルカが集団いることがわかり、さらには私たちが乗る船へと近づいてきた。そのイルカの集団が船と同じ方向に目の前を波乗りしている。 くるくる体を転がしたり、仲間同士でくっつきあったりと遊び好きのイルカたちはおおはしゃぎ。それを見る乗客も興奮していた。 イルカの群れの中には親子もいて、親と子が寄り添って波乗りするさまが微笑ましかった。
 船内で昼食を済ませた後、コアラを探しに行った。野生のコアラは昼間はあまり多く見れない。それでも,“いるかどうかわからない生き物を探す”ことが楽しいということでガイドさん入れて五人で首が痛くなりそうなくらい、じっくりと探した。なんと、三頭も発見。自分で見つけることは出来なかったが、ユーカリの木の上の方にぴったりと捕まって気持ち良さそうに寝ているコアラはとても可愛かった。
 そして、いざ砂丘へ。 傾斜が六十度かそれを少し上回るかという砂丘である。4DWに乗り,ちょっとした絶叫系アトラクションな体験をして目的地へと目指した。砂丘の斜面のトップに車を止めて,サンドボーディング スタート。斜面が途中から見えないところみると,足がすくみそうになる。ボードの裏に油を塗って,体育座りをするかたちでボードに乗り、両手は後ろに地面につく形で滑り台感覚で滑る。中々楽しい反面,下から上へと自力で上がってくるのが,かなり困難だった。ツアーが少人数のため、すぐ順番が回ってくるから どんどんとみんなチャレンジする中、体力的にきつくなり 三回くらいで私はストップ。 一往復するだけで異常なくらい息が上がる。勢いがつき、最後の一回は前のめりにバタッと倒れた。
 終わる頃、記念写真を撮り、砂浜へと足を向けた。ピッピと呼ばれる貝を探すためだ。が、しかし、漁師の人たちが一通り持っていった後だったようで貝は全く見つからず、4WDの運転手さんとガイドさんがそれぞれ一つずつ大人と子供の貝を発見。波打ち際に二つの貝を置き,じっと観察。身を縦にして砂の中へ潜る姿が可愛かったが、その途中で持ち上げ見ると,白いものがビヨンと伸びてちょっと気持ち悪い。
 その後、最後のイベントであるワイナリーの見学へ。 赤白のワインや、デザートワインなど様々なワインを試飲した。その中で美味しかったのが、白ワイン。建物の外には 畑があった。 日本のものとは異なり、とても背の低いぶどう木が並んでいた。採取された後だったので ほとんど実はなかった。
 野生のカンガルーは見つけることは出来なかったが、とても楽しいツアーだった。 ちなみに夜は飲み屋でT-ボーンステーキを食べた。 サンドボーディングが三回しか出来なかったこと、砂丘の砂をボトルにつめて持って帰れなかったこと、サンドボードを使った写真がうまく撮れなかったことなど心残りなことは少々あったけど、野生動物たちが見れたことはとてもよかったと思う。

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by jd69sparrow | 2010-04-24 19:10 | 独り言。

シドニー旅行 2日目

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 初めて海外で電車に乗った。横須賀線のように二階席がある電車。ただし、二階席は指定席なく,二階席車両が全部じゃないかってくらい見えた。2日目に訪れた場所は大きく分けて四つ。動物園と水族館、シドニータワー、そしてディナークルージング。
 朝食はカフェにて。ホットケーキにドリンク。ドリンクはスパイシーなトマトジュースみたいなジュース。 何故かドリンクの方が美味しく感じた。 トラム一度乗って、モノレールのある場所へ向かった。切符らしいものはなくて、駅員さんが機械を手に持って,切符に変わるレシートを発行。トラムに乗ると同じく,切符精算機を持ったお兄さんが、切符を販売していた。と、同時に切符確認も。レシートを渡すと機械の凹凸部分にぺタッとつけて黒い爪あとのような印をつけて返してくれた。 モノレールの改札は1回限り使えるコインを切符代わりに使って通るが戻ってはこない。モノレールはそれぞれ個室があってそこに座る。そして駅には記念コインが買える。
 そしていざ、水族館と動物園へ。 最初は水族館。ジュゴンに,サメ,ペンギンに,タツノオトシゴなどを見た。サメの卵を見れる場所もあり、その卵はまったく卵らしいカタチではなく,貝殻みたいだった。ただし大きい。
 次に動物園。水族館と同じ敷地内にあるため,特別企画がこちらでも行われており,「ウォーリーを探せ」のイベントがなんとなく開催されていた。ただし、水族館ほど多くは,ガラスの向こうにウォーリーのキャラクター?たちはいなかった。
 こちらで見たのはコアラやカンガルー、ワニなどだ。ワニは大きいのと子供と両方見れた。 子供はぬいぐるみサイズであまり動かず,どこか可愛い。大きいワニは体調4メートルはあり,年齢がなんと40歳。どこから見ても大きい体に釘付けになってしまう。けれど、水中に上がるときに無気力なのが面白かった。カンガルーとコアラはほとんど昼寝。ただ、コアラが地面に降りて,すばやく走っていく姿が意外だった。 あと木から木へ移動するときのすばやさ。
 昼はアフタヌーンティーで。アフタヌーンティーはランチの始まりと言われるものらしい。サンドウィッチを食べたり,一口大のケーキを食べたりする。もちろん紅茶も。とてもオシャレなお皿で食べて,のどかなひと時。
 そして二日目の一大イベント、シドニータワー。シドニーの街が見渡せる最高の場所。今回の旅行でも特に楽しい時間を過ごした一つ。スカイウォーキング。どんなに大声で叫ぼうが下には絶対聞こえないという高さでタワーの周りを散歩。ベルトにゴムのようなロープのようなものと金具をついてるものを使ってぐるっと周るのだ。途中強化ガラスで出来て,下が透けて見えるポイントが二箇所あった。最初の方ではみんなでジャンプしてみたり,写真を撮ったりもした。次のポイントではガラスの床が徐々に伸びていく…というか前に押し出されていった。すごく面白い。
 スカイウォークのあとは、タワーの下の方の階にあるアトラクションへ。スターツアーズのように画面を見ながら乗り物が動くものだ。シドニーの街を見たり、歴史を遡ってその風景をみたりする内容。ひたすら頭がガンガンと背もたれにぶつかったという感想。
 夜はキャプテン・クックの船で夕食。コースでの食事だが まずは船の上に出てシドニーの夜景を楽しんだ。シャンパンを飲み、前菜をつまむ。食事が始まってからもちょくちょく外へ出て景色を眺めることが出来た。そして生演奏を聞きながらディナー。オージービーフの固さに四苦八苦したけれど、満腹になるまでコースをじっくり味わい貴重な体験が出来た。
 二日目もハードながらも、充実した一日だった。

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by jd69sparrow | 2010-04-24 16:51 | 独り言。

シドニー旅行 1日目

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 19日からの五日間、初の一人旅行。とは言っても、親戚がいる関係で旅行するには何一つ不便はない。この日の夜に日本を発ち,シドニーのキングス・フォード国際空港には翌日の早朝に着く。しかし、乗り物では眠れない体質上,徹夜状態で現地に到着。この日ばかりは一日が長く、感じた。朝なのに昼間のような感覚。
 サマータイムが終わり,秋休みが終わったとは言え、まだまだ真夏に近い気候だ。昼間が明るい分,夜はかなり寒い。 空を見上げると綺麗な青空、しかし暑い。
 20日にまず向かったのが,オペラハウス。シドニーハーバー沿いにあるため,まずはシドニーハーバー。ラベンダーなどの植物・緑も広がり、さらに小さな芸術品がところどころに見ることができる。 歩いていると,まず出迎えてくれたのがシドニー版「花やしき」と言う感じの遊園地「ルナパーク」である。ちょっと不気味でビックな顔の入り口が印象的だ。
 ハーバーブリッチはシドニー観光でよく通る場所。車、電車、歩行者の渡れる橋。四つのレンガの柱に支えられているこの橋を渡ってみると,果てしなく長い。歩行者いれば、ランニングする人の姿もあった。 橋を降りて,すぐ近くにあるのがThe Rockというシドニー発祥の地。とても小さなこの町からシドニーは始まり,今では広大な都市になったと思うとすごい。 石畳や石造りの家、建物が密集した,路地もある。 モーニングブレイクを済ませた後は、旧市街で最も古い家屋を見た。小さい二階建ての家だが,人は住んでおらず、当時のまま遺されている。その昔住んでいたこの場所に住んでいた夫婦は、今で考えると軽罪の理由で島流しにあい,ここに辿り着いたと言う。
 旧市街を抜けると、シドニーの都会へ着く(戻ってくる)。新宿にいるかのようなところ狭しと並んだオフィス街,日本橋や銀座を歩いているかのようなアウトドアなショッピングモールもあり、その街並みのまわりには横浜の港をイメージするような綺麗な水辺の景色がある。そんな都会ではその始まりの場所までもが見ることができるという実に充実した場所がシドニーの良いところなのだと思う。
 次に訪れたのがオーストラリア,シドニーと言えばの一つ、オペラハウス。三つの建物の一つで、主にオーケストラの講演が行われている中心の建物に行った。 そこで体験できるのがオペラハウス見学ツアーである。日本人のガイドさんが,およそ30分でこの中心の建物を紹介してくれるという内容。この日はちょうどオーストラリアの楽団が練習中。客席にはいけないが、会場の扉開けてすぐの通路から眺めた。演奏者がいくつかの楽器を兼任して,必死に使い分けているという姿は見逃してしまったが、情熱的な音楽が楽しめた。その他にもオペラハウスが出来るまでの歴史や、建物のつくりに施された,工夫とこだわりなどにとても驚かされた。 オペラハウスの三つの建物にはオーケストラの講演に使うものだけでなく、バレエなどの舞台が見れる建物があるなんて想像していなかった。 
 お昼はThe Rockに戻り、ピザを食べた。ワニとエミューという鳥の一種の肉が使われた具たくさんなピザだ。昔の建物の再利用はここシドニーにもあり、お昼ご飯を食べた場所もどうやらそのようだ。この地では、いたるところでホテルと名のついた建物がある。驚いたのが、ホテルとあっても飲み屋というところが多いことだ。ちなみに滞在先であるベリーストリートの近くには,教育施設だったところが飲み屋に変わっていたということ。飲み屋として看板を掲げることが出来ないために,ホテルとしての機能がなくても、ホテルという名称をつけ,飲み屋を経営すると言うことらしい。白い肉がワニ、赤い肉がエミュー。持ち手部分がなく,生地ギリギリまで具が乗っているため、ピザを食べるのは大変だが、美味しい。
 ハイドパーク。昔は、競馬場だったところだろうか。とっても敷地が広く、緑豊か。この公園の周りには協会があったり、背の高いビルがたくさん並んでいる。敷地内には貴族の館も一つ残されていた。 この公園には木々が密集した箇所がいくつかある。こういう場所には、夜行性のある動物がいる。コウモリだ。しかも、カラスなみの大きさだそう。さすがに夜行性だから明るいうちはあまり目立った行動はしない。 ただ大きな木にとまって,眠る姿は気味が悪い。というのも、一匹や二匹どころではなく、大量のコウモリがまるで,その木に実る,実のようでいて,蓑虫のようにも見えるからだ。時々体をかいたり,背伸びしたりする。 背伸びすると羽があの有名なカタチになるのがよくわかり、必死でその瞬間をおさめようと、カメラを構えるが中々うまくはいかない。
 夕方になり,暗くなる頃 日本橋三越のような建物でウィンドショッピングをしたのち、シドニーハーバーが望める,レストランで食事をした。シーフードを中心としたメニューだ。中々の美味。
 一日目は、食事以外は歩きっ通しの日。まさか横断歩道で一度、ずっこけるとは思わなかった(苦笑) 
 

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by jd69sparrow | 2010-04-24 13:28 | 独り言。