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ALWAYS 三丁目の夕日

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 いい映画です。  映画で感動するということはあっても泣ける映画は今までなかなかなかった。 しかし、この映画は泣ける のだ。 時代は東京タワーが完成した昭和33年、大人の映画である。 しかし この時代を生きた人であってもそうでなくてもこの映画に感動できることだろう。 随所に泣けるシーンが組み込まれている。 吉岡 秀隆さん、堤 真一さん、薬師丸 ひろ子さん、小雪さん、須賀 健太くん、小清水 一輝という顔ぶれ。 私はほとんど 須賀 健太くん演じる淳之介に感動し、泣いた。 それは淳之介という男の子のキャラクターでもあり、健太くんの演技にもある。健太くんと言えば何年か前に放送されたドラマ「人にやさしく」が今もなお心に残っている。当時はまだまだ幼く、小さかったけれど 今回は成長したことがすぐにわかるほど成長していた。 一方 小清水 一輝くん演じる一平もはずせない役どころにある。 吉岡さんが演じる茶川も然り。 吉岡さんも「北の国から」や「Dr. コトー診療所」などのドラマでわかるように感動を呼ぶ映画への出演が 須賀健太くんと同様に言える。 須賀くんも同じように感動モノの出演が印象にある。
 出演者の中には個性的な人物たちが多く、これも気を抜いていると見逃してしまうくらい,出演時間が短い人々もいるので要チェック! 「えっ!この人も!!」という感じで発見できて面白いと思い。
 この映画にはCGで合成されたシーンが多く見受けられますが自然にマッチしており、「これが合成なのか?!」と目を疑うくらいだ。 それに(登場する)子供たちが心の中に描く世界がとてもリアルなのだ。 映像の見せ方がうまい!! 
 先ほども述べたように須賀 健太くんの演技には感動する。 賢くてそれでもってとてもイイ子過ぎるという点。 健太くんのシーンはクギづけだったと思う。 うるうる泣いてしまうくらいだ。 小清水 一輝くんの演技もまたすごいというかうまい。 健太くんより若干,幼いと思われるのだがその演技には心がくすぐられる。 そしてそして堤 真一さんと薬師丸ひろこさんも然り。
 二人は夫婦の役であり、一輝くん演じる一平くんの両親の役なのだがすごく温かみがある演技である。 二人の優しさにぐっとくるのである。 特に注目するのは堤さん。 彼の出演しているドラマや映画は注目すべきものばかりで、ドラマでは「やまとなでしこ」、「ランチの女王」,映画では「ローレライ」や「フライ,ダディ,フライ」(?)が面白いと思う(「フライ~」はまだ見ていないが)。 この映画でもやはりその面白さがフルに出ている。 堤さんの役どころは、どちらかというと頑固オヤジという感じだが、それとは裏腹に優しさも兼ね備えた面も持っているのだ。 力強く 、ユーモアと言ったところか。 
 笑いと感動の映画だ。 今年観に行った日本映画で一番かもしれない。

 

by jd69sparrow | 2005-12-10 01:51 | 映画タイトル あ行