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Mr.&Mrs.Smith

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 一説によると邦題は鈴木夫妻という候補があったらしい。 定かではないが,それは確かに日本人の苗字で多い“鈴木さん”はアメリカでは“Smith”に相当するという説は納得しがたいものではない。
 しかし、ハリウッド映画に日本を代表する規模と思われる“鈴木さん”からとって“鈴木夫妻”というのは何か違うような気がする。
 ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの2人がこの映画の主役なのだ。 ブラットは「オーシャンズ12」(ジョージ・クルーニー主演の道楽?映画)以来であり、アンジェリーナは「アレキサンダー」(コリン・ファレル主演の歴史巨編)以来だろうか。
 ジャッキークラスとまではいくかどうかわからないが、ブラットはジャッキーと同じくコメディタッチなアクション映画がいたについてきている。 ウィル・スミスのように。 一方、アンジェリーナはといえば,いらんなジャンルに出演しており、“アクション女優”にふさわしい最初の人だと思う。彼女はブラットを始めとする,アクション+コメディに出演される役者の仲間入りを果たしたのだ。
 この映画は個人的にある意味で「鬼嫁日記」(今年の秋から冬にかけてフジテレビで放送された,観月 ありさとガレッジセール・ゴリ主演の連続ドラマ)である。 なんとなく重なる部分が見られたのだ。 決して容赦しない厳しさと信念がある,妻ジェーンは 夫ジョンに劣らぬ強さを持ち,ジョンより勝っているような気がする。 2人が持つそれぞれの秘密を除けば、鬼嫁とその嫁により尻をひかれている夫とも思える。
 この映画でより、コメディセンスに磨きをかけているブラットは常にユーモアを持ち、観るものを笑わし、そしてひきつけるという才能の持ち主なのではなかいかと思う。 ボケと言っていいのかわからないが、時折ナイスなボケを見せる。 そのようにボケたり、うまいジョークを飛ばしたいりする。 それが多ければ多いほどこの映画もおもしろくなってくるのだ。
 アンジェリーなのセクシーさは天下一品! 衣装の中には「トゥームレイダー」(アンジェリーナが主演した,主人公ララ・クロフトが活躍するアメリカの人気アクションゲームを映画化したもの)を連想させられる。 隙を見せず、恐ろしくもあるジェーンは、アンジェリーナ以外は考えられない。
 2人の衣装はびしっと決まっているものから、おもしろく ちょっと意外なものまでがあり、最終決戦の衣装が特にそうだといえる。
 ジョンとジェーンのからみでは、ダンスではないけれど、ダンスのような立ち居振る舞いがあった、容易に見えて容易ではないではないようである。
 “あぶない刑事”ならぬ“あぶない夫婦”だ。 ブラットがボケでアンジェリーナがツッコミという漫才のようにも思える。 ジョンのアバウトさ、ジェーンのぬかりのなさ,最高である!! 2人は名コンビ、そしてなんだかんだ言って長く付き合える仲のようだ。

by jd69sparrow | 2005-12-26 10:16 | 映画タイトル ま行