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フィフス・エレメント

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 23世紀ニューヨーク、政府は世界,地球を脅かす謎の生命体と巨大な隕石のような危険なものが地球に接近しているという事態に直面する。 唯一の手立ては5つのエレメントをそろえて一つの力にし、光を放つことだった。 しかし、5つのエレメントのうち 鍵となる“フィフス・エレメント(5番目のエレメント)”のゆくえは謎のままだった。 国と,4つのエレメントの所有者だった生命体の生き残りであるリールー(ミラ・ジョボヴィッチ)、元軍人コーベン(ブルース・ウィルス)の地球滅亡の危機を救うSFアクションである。
 コーベンを演じるブルース・ウィルスやリールーを演じるミラ・ジョボヴィッチの他にはハイテンションなキャラクターでお馴染みのクリス・タッカーやダンディで渋めな役から狂人まで演じ分けるゲイリー・オールドマンといった個性的な面々もいる。 その役じたいも一度見たら忘れないような人物である。 オールドマンは地球滅亡の裏で動く悪役で 「ドラキュラ」、「レオン」に次ぐ狂人をここで演じている。 最近の作品を除くと強烈な悪役としての印象が強い。 今回の役も悪に身をていしている男の役だけどそれ以上にあの独特すぎるヘアースタイルの方がピンポイントだ。
 宇宙からやってきた青き歌姫の,言葉なく 声高く歌う歌声がこの物語の性質を表しているようでも象徴しているかのようにも思える。
 リールーの目覚めの瞬間や追い詰められ光に照らされたその時は 有名なシーンかもしれないが,一見弱くてもろそうに見える少女が女戦士さながらに戦う後半シーンはかっこよく、コーベンよりむしろ彼女の方が主役なカンジもする。 この映画で描かれる世界観は数世紀も先の未来となるわけだが,誰もがみな想像し 思い描いていたものではないだろうか。 不思議なテイストである。

by jd69sparrow | 2006-06-02 23:52 | 映画タイトル は行