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モーツァルト。

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 「モーツァルト生誕250年目の真実」という番組を少しではあるけれど見た。 今年,2006年は偉大な作曲家の一人、モーツァルトことヴォルガング・アマデウス・モーツァルトの生誕から250年目だそうだ。 モーツァルトが残した数々の曲が紹介されたり、彼のエピソードなどを特集した番組も数多く放送されている。 
 モーツァルトは1756年オーストリアのザルツブルグで生まれ、ウィーンでその生涯を終える。何百もの曲を35年という短すぎる彼の人生の中で書き上げるという偉業をなしとげたのである。 「フィガロの結婚」、「ドン・ジョバンニ」、「レクイエム」など数々の名曲の生みの親なのだ。 ジャンルはオペラからピアノ曲までと幅広い。
 今回見た番組では幼少時代から既に始まっていたモーツァルトの音楽に対するプロセスが語られ、どのようにして彼は天才的な作曲の才能を培って言ったか、どのような曲を残し,どのように成功し、道を歩み、そして成功をおさめていったのかが語られると同時に成功の裏にあったモーツァルトの苦悩の日々、彼の行く人生という道の行く末が綴られていた。
 彼の才能は生まれもってのもの、父親の熱心な教育によるものの二つといえるだろう。 父親レオポルトはとても厳格な人、彼は息子モーツァルトを後の天才作曲家へと育てるため、長い長い月日をかけ息子を導いていきた。 レオポルトはモーツァルトに自らの人生をも注いでいたと言っても間違いではないはず。 幼少時代から息子を様々な地へと連れて行き、音楽家としての実力を実らせるために幾度となく、人前で音楽を演奏させるなどといった鍛錬を息子に積ませていった。長い年月とういうこともあり、苦労や辛い試練も課せられたモーツァルト、しかし彼の中で父親の存在はかなりもので縛られていた日々から抜け出してもやはり彼の中で父親が消えることは決してなかったと思う、それは父親の死後にしても変わらぬことであろう。 
 その出来事はその後の彼の人生をゆるがすこととなる。 批判される時期もあった、自分の子供たちがあいついで病気で命を失い、さらには妻であるコンスタンチェの病気にかかるなど辛すぎる日々もあった、そんなこともあり,さらにはコンスタンチェの度重なる浪費など彼の苦悩の日々はとどまることを知らず、それが彼のピンチに拍車もかけた、しかしそれでもモーツァルトは曲を書き続けたというのだから驚きだ。 作曲家が作る曲にはその時の曲を作曲していたときの作曲家の心が映るという。 父親についても曲の中に大きく表れているそう。 彼の曲の中には一つのことに対しての問いかけのようなものやまた,説くものもある 作り手が伝えようとするメッセージの中に作り手の心情がふくまれているものなのだと思う。 

by jd69sparrow | 2006-11-04 00:52 | ドラマ・その他